京都府福知山市は、同市で挑戦し、街を変えていく“変化人(へんかびと)”を応援する企画「福知山の変」の最新作を、3月8日「国際女性デー」に発表した。
福知山市制85周年記念企画 「福知山の変」最新作
福知山市制85周年記念企画 「福知山の変」最新作
「福知山の変」とは、広告界で活躍する市内外のクリエイターと市役所職員がタッグを組んだ市民参加型のシリーズ企画。新聞全面広告やポスターを通じて発信し、グッズやふるさと納税にも展開している。まちの礎を築いた光秀を超えていくような挑戦をし、この街に変化をもたらす人を紹介しており、福知山市での挑戦の輪と、それを応援する輪を広げることを目的としている。

今回の“変化人”は、大阪から福知山へ移住して農業を始め、水害を乗り越えて今や都市圏でも話題のトマトジュースを開発したトマト農家、「小林ふぁ~む」代表の小林加奈子さん。女性初の京都府指導農業士で、多くの女性起業家賞で入賞、また京都府北部で一次産業に携わる女性のグループを発足するなど女性農業者をつなぎリードする存在として活躍している。そこで、世界中の女性のさまざまな分野での功績を祝う3月8日の国際女性デーにあわせての発表となった。

「福知山の変」のビジュアルは、“変化人”の頭の中を表している。今回は小林さんのトマトをはじめ、一次産業女性グループ「のらXたん ゆらジェンヌ」メンバーである福知山市の女性農業者たちが育てた個性的な野菜を9種類組み合わせ、カラフルな帽子を制作。そして「ヒト・モノ・コトをつないで農業をもっと元気にしたい」と題し、元々はひとりでこなすのが好きなタイプだった小林さんが、水害を転機に人の縁の大切さに気付き、「ひとりではできなくても、得意を補い合うことでできることがある」と挑戦を続けるストーリーを掲載した。
「福知山の変」これまでのシリーズ
「福知山の変」これまでのシリーズ