掲載情報|Vol.63-2 「1+1を2以上に」。理系マーケターのアイデアの生み出し方 キャリアアップナビ
小野寺洋(おのでらひろし)さんは、根っからの理系でありながら長年編集者を経験。そしてダイレクトマーケティングの領域で活躍した後、現在は山登りの趣味が高じて、登山アプリ『YAMAP』を運営するヤマップで執行役員を務める、ユニークな経歴の持ち主です。小野寺氏はこれまで、どのような指針のもとキャリアを形成してきたのか。そして周囲から「アイデアマン」と言われる、その発想の源泉について、マスメディアンの荒川が伺いました。
マスメディアン荒川が取材をした「キャリアアップナビ」記事が、宣伝会議「AdverTimes.」に掲載されました。
そうかもしれませんね(笑)。でも、私は『進研ゼミ』の東大・京大を目指す受験生向けの数学の教材編集を担当し、その後は教材のプロモーションを担当していたので、数学の知識がけっこう役立ったんですよ。例えば、二次関数って覚えていますか?
──ええ、ありましたね。
受験生向けの広告やダイレクトメールに教材誌面の見本を掲載するのですが、私が担当する以前は二次関数のページをサンプルとして載せていたんです。放物線のグラフの形が、いかにも数学っぽくて見栄えがいいですし、なにより最初に習う単元ですからね。
でも、二次関数の問題はそんなに難しくない。受験生がよくつまずくのは、実は数列の問題だったりするわけです。だったら数列のページをサンプルにした方がいいんじゃない?と私は思ったのです。
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──佐賀大学の数学科を卒業後、ベネッセコーポレーショングループの編集プロダクションに就職されたそうですが、理系の学生の進路としてはなかなか珍しい選択だったのではないでしょうか?そうかもしれませんね(笑)。でも、私は『進研ゼミ』の東大・京大を目指す受験生向けの数学の教材編集を担当し、その後は教材のプロモーションを担当していたので、数学の知識がけっこう役立ったんですよ。例えば、二次関数って覚えていますか?
──ええ、ありましたね。
受験生向けの広告やダイレクトメールに教材誌面の見本を掲載するのですが、私が担当する以前は二次関数のページをサンプルとして載せていたんです。放物線のグラフの形が、いかにも数学っぽくて見栄えがいいですし、なにより最初に習う単元ですからね。
でも、二次関数の問題はそんなに難しくない。受験生がよくつまずくのは、実は数列の問題だったりするわけです。だったら数列のページをサンプルにした方がいいんじゃない?と私は思ったのです。
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