ITスタートアップのノウハウを製造業の街・愛知へ IDENTITY 共同代表取締役CEO 碇和生さん
名古屋からアジア圏へ進出し、グローバル企業のデジタルコミュニケーションの課題解決を目指すアクアリング。同社の代表取締役社長の茂森仙直(しげもりせんなお)さんが、同じく名古屋で一歩先の未来を見据えて活動している方にインタビューをして、名古屋の行く末について探る連載。
第4回目は企業のプロジェクトデザインやメディア運営を手掛けるIDENTITYの碇和生(いかりかずお)さん。東京で活躍していた起業家が、名古屋に拠点を移して4年。なにを見て、なにを感じ、なにを起こそうとしているのか。名古屋出身者ではない碇さんが感じる名古屋の今と未来について、そして地方の未来について語っていただきました。
第4回目は企業のプロジェクトデザインやメディア運営を手掛けるIDENTITYの碇和生(いかりかずお)さん。東京で活躍していた起業家が、名古屋に拠点を移して4年。なにを見て、なにを感じ、なにを起こそうとしているのか。名古屋出身者ではない碇さんが感じる名古屋の今と未来について、そして地方の未来について語っていただきました。
茂森:まず碇さんのキャリアについてお聞きしてもよろしいでしょうか?
碇:大学在学中から東京で複数の事業や株式会社を立ち上げてきました。30歳の節目に岐阜・名古屋に活動拠点を移してIDENTITYを設立し、いまは共同代表取締役CEOを務めています。
茂森:活動の拠点を名古屋に移したということですが、そもそもなぜ名古屋だったのでしょうか? 名古屋に縁やゆかりがあったのですか?
碇:母方の親戚がもともと名古屋に住んでおり、親も今は名古屋に住んでいます。しかし、生まれ育ったのは横浜で、僕が20歳の時に上京したタイミングで、親が名古屋に引っ越したので、名古屋が地元というわけではありません。むしろ名古屋についてはあまり知りませんでした。名古屋に拠点を移したのは、家庭の事情からです。当時CtoC事業を展開していたのですが事業に頓挫し、僕はこれ以上の成長をイメージできなかったため、続ける気持ちのある取締役に事業を引き継ぐことにしました。こうして身辺整理をして、名古屋に移りました。 茂森:そうだったのですね。長い間東京で過ごし、起業家としても活躍されてきた碇さんが、名古屋に来て感じたことはありますか?
碇:名古屋は思ったより洗練された都会じゃないなと感じました。三大都市だし東京と変わらないだろうといったイメージを持っていたのですが、意外と独自の文化が根強かったです。あと東京は渋谷や六本木などに集中しているけど、名古屋は分散されている点も来てみてわかりました。
碇:名古屋大学など優れた大学があって、多くの優秀な学生を輩出しています。彼らはいま決まった就職先へ吸い込まれていますが、彼らがもっと別の道を選ぶようになると面白いですよね。また名古屋は製造業が盛んな街ゆえに、ITサービスなどBtoCビジネスに良い意味でも悪い意味でも手垢がついていない。だから僕のようなスキルセットを持つ人間からすると、介入できる領域がかなり広くて面白いなとも思います。
茂森:確かに、ITサービスを提供するプレイヤーは少ないと思います。
碇:そう、だから渋谷のスタートアップで働いていたときの成功は失敗から学んだナレッジやノウハウをフルで活かして、こっちでコンサルティングしています。例えば、いち早く市場に出して、市場からフィードバックを得て、必要な機能を実装していくMVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)や、フィードバックをもとに方向転換をしていく手法はリーンスタートアップと呼ばれています。こうしたスタートアップ界隈の知恵って外に出ていなかったりするので、希少なんです。
茂森:確かに価値ありそうですね。でも業界が違いすぎて理解されないこともあるのではないでしょうか? 碇:意外と、ちゃんと課題を分解して理路整然と話すと理解されます。スタートアップ界隈の起業家にとって当たり前でも製造業の経営陣は知らないことは当然で、ちゃんと前提を認識した上で、相手に合わせた言葉で伝えると聞いていただけます。相手の社長たちはビジネスパーソンとして僕らより遥かに経験値の高い方々なので、まったく支障はありませんね。
茂森:デザイン経営やデジタルトランスフォーメーションを経営陣に提案し、会社全体の価値観を変えていくといった流れでしょうか。改めてIDENTITYの事業を教えていただけますか?
碇:当社はプロジェクトデザインファームと標榜し、「あらゆる領域にデジタルシフトを」をミッションに、クライアント企業のプロジェクト全体をデザインすることを生業にしています。
「企業のプロジェクト全体をデザインする」は抽象的ですが、要するに、ブランディングやマーケティングを理解できておらず広告会社頼みになっている企業に我々が入り、要件定義をして、それに基づくプロジェクトを設計していくことです。広告会社や制作会社へ発注する1歩手前のところで僕たちが入っているイメージです。
この受託事業をメイン事業に据えながら、そのほかに自社事業としてIDENTITY名古屋というローカルメディアの運営なども平行して行っています。
碇:そもそもなぜ美濃加茂市なのか、というお話からさせてもらうと、IDENTITYの共同創業者であるモリジュンヤの出身地が美濃加茂なんです。美濃加茂は目立った観光資源も特色もない街で、ここでなにかやれたら地方都市のロールモデルになると思って始めたのがきっかけです。“勝手に街おこし”と称して、美濃加茂駅前の空きビルをリノベーションして「MINGLE」というコミュニティビルをオープンし、1階はチャレンジショップという形でイベントができるスペースを用意したところから始めました。コンテンツがなにもないとMINGLEに誰も来てくれないと思ったので、日本茶スタンド「美濃加茂茶舗」をスタートしたことがきっかけです。 茂森:そういった経緯だったのですね。今後も美濃加茂市でいろいろと仕掛けていくのでしょうか?
碇:どんどん空き家をリノベーションして、そこで新しい事業を起こしたり、逆に人を誘致したりして、街全体を盛り上げて経済が回るような仕組みをつくっていきたいですね。美濃加茂市での試みが成功して、街づくりのスタンダードになると良いなあ。あとMINGLEとしては、宿泊業を開始しました。もともと美濃加茂市は宿場町だったのでバックグラウンドはあります。どうすればあの街に面白い人たちが集まってくる状況をつくれるか。いろいろとチャレンジしていくつもりです。
茂森:今では美濃加茂出身のモリさんよりも、碇さんのほうが熱を入れて取り組んでいますね(笑)。碇さんをここまで熱く突き動かす理由はなんでしょうか?
碇:街の人たちはすごくオープンで、都会から来たよそ者扱いではなくすごく好意的に受け入れてくれるんです。
それに、生まれた場所によって機会が損なわれないようにしたいからかもしれないです。僕は横浜生まれで、生まれてこの方ずっと機会を享受してきました。けれども出身地によって不利になることが今でもあります。誰にでも別け隔てなく機会を提供できるように、地方を変えていきたいですね。
碇:名古屋の課題は、大企業に付随するエコシステム(生態系)が完成されすぎていて、それが永遠なものだと思っているところだと思います。他の地域では、エコシステムの永遠性に対して危機感を持っています。だから、大企業がスタートアップに出資をしたり、行政がスタートアップと一緒になにかをやったり、なにかしらのアクションが頻繁にあります。しかし名古屋だとそれが圧倒的に少ない。スタートアップへの出資で100億円のリターンになっても、1兆円規模の会社からしたら微々たるもので、本腰が入らない事情があります。実際に話を聞くと、「みんながやっているから、うちもやらないと」といった温度感なのです。
そして若い人たちも、名古屋の大企業を取り巻く構造に対してあまり疑問に思っていないところも課題だと思います。いまの構造が永遠になくならないと思っているが故に、そこに属すことが最良の選択肢だと学校や親から教育をされているんです。リスクをとって起業することが魅力的な選択肢になりきれていないところが、名古屋でスタートアップが育たないと言われる理由の一つだと思います。
茂森:そうなんですよね。名古屋はどこか焦燥感や熱量が、東京と比べて違うなと思ってしまいます。それに、いざ立ち上がっても途中でコケてしまうんですよね……。そこをなんとか食い止めたいのが僕の使命。この地域でもやれるんだぞ、ということをいま表明しないと、今後もう生き残れないと思うんです。
碇:そこも難しい問題で、名古屋は東京と距離が近すぎて、合理的に考えたら名古屋で起業する理由があまりないんですよ。わざわざ新幹線に乗って、営業に行ったり、投資家に提案に行ったりしないといけないわけで。これが北海道や九州くらい距離が離れていれば、地元で頑張ろうとなるのですが…。東京に対する心理的ハードルが高くないことも流出の原因なのではないでしょうか。
茂森:ただ、碇さんはそんな状況でも名古屋に根ざして事業を展開されていらっしゃいます。これまでの話で、すごく名古屋という街を客観的に見ている印象を受けました。碇さんの目線で、名古屋を盛り上げていきたいと考えている若者が、今後なにをすべきなのか。ご意見伺いたいです。 碇:名古屋を盛り上げるためにすべきことは、起業でなくてもいいと僕は思います。しかし、なにかしらアクションを起こすことが当たり前の空気になることが大事だと感じます。名古屋は引っ込み思案が多い気がするので、隣のあいつがやれたなら俺もやれる、という思考がどんどん出てくるといいですね。これは名古屋に限った話ではないですが、この流れこそがエコシステムができる最低条件だと思います。
茂森:そうですね、碇さんの後ろ姿に刺激を受けて、若者が「自分もやってみよう!」と思えたらいいですね。それこそ、IDENTITYも関わっている名古屋のスタートアップコミュニティ「ミッドランドインキュベーターズ」や、美濃加茂のコミュニティビル「MINGLE」から、そういった空気が醸成されるとうれしいですね。楽しみにしています。
碇:大学在学中から東京で複数の事業や株式会社を立ち上げてきました。30歳の節目に岐阜・名古屋に活動拠点を移してIDENTITYを設立し、いまは共同代表取締役CEOを務めています。
茂森:活動の拠点を名古屋に移したということですが、そもそもなぜ名古屋だったのでしょうか? 名古屋に縁やゆかりがあったのですか?
碇:母方の親戚がもともと名古屋に住んでおり、親も今は名古屋に住んでいます。しかし、生まれ育ったのは横浜で、僕が20歳の時に上京したタイミングで、親が名古屋に引っ越したので、名古屋が地元というわけではありません。むしろ名古屋についてはあまり知りませんでした。名古屋に拠点を移したのは、家庭の事情からです。当時CtoC事業を展開していたのですが事業に頓挫し、僕はこれ以上の成長をイメージできなかったため、続ける気持ちのある取締役に事業を引き継ぐことにしました。こうして身辺整理をして、名古屋に移りました。 茂森:そうだったのですね。長い間東京で過ごし、起業家としても活躍されてきた碇さんが、名古屋に来て感じたことはありますか?
碇:名古屋は思ったより洗練された都会じゃないなと感じました。三大都市だし東京と変わらないだろうといったイメージを持っていたのですが、意外と独自の文化が根強かったです。あと東京は渋谷や六本木などに集中しているけど、名古屋は分散されている点も来てみてわかりました。
名古屋は新規参入しやすい
茂森:車社会というのも一つの要因だと思いますが、確かに一箇所に固まっていないですね。ちなみにビジネスを拓く上で名古屋エリアの醍醐味みたいなものはありますか?碇:名古屋大学など優れた大学があって、多くの優秀な学生を輩出しています。彼らはいま決まった就職先へ吸い込まれていますが、彼らがもっと別の道を選ぶようになると面白いですよね。また名古屋は製造業が盛んな街ゆえに、ITサービスなどBtoCビジネスに良い意味でも悪い意味でも手垢がついていない。だから僕のようなスキルセットを持つ人間からすると、介入できる領域がかなり広くて面白いなとも思います。
茂森:確かに、ITサービスを提供するプレイヤーは少ないと思います。
碇:そう、だから渋谷のスタートアップで働いていたときの成功は失敗から学んだナレッジやノウハウをフルで活かして、こっちでコンサルティングしています。例えば、いち早く市場に出して、市場からフィードバックを得て、必要な機能を実装していくMVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)や、フィードバックをもとに方向転換をしていく手法はリーンスタートアップと呼ばれています。こうしたスタートアップ界隈の知恵って外に出ていなかったりするので、希少なんです。
茂森:確かに価値ありそうですね。でも業界が違いすぎて理解されないこともあるのではないでしょうか? 碇:意外と、ちゃんと課題を分解して理路整然と話すと理解されます。スタートアップ界隈の起業家にとって当たり前でも製造業の経営陣は知らないことは当然で、ちゃんと前提を認識した上で、相手に合わせた言葉で伝えると聞いていただけます。相手の社長たちはビジネスパーソンとして僕らより遥かに経験値の高い方々なので、まったく支障はありませんね。
茂森:デザイン経営やデジタルトランスフォーメーションを経営陣に提案し、会社全体の価値観を変えていくといった流れでしょうか。改めてIDENTITYの事業を教えていただけますか?
碇:当社はプロジェクトデザインファームと標榜し、「あらゆる領域にデジタルシフトを」をミッションに、クライアント企業のプロジェクト全体をデザインすることを生業にしています。
「企業のプロジェクト全体をデザインする」は抽象的ですが、要するに、ブランディングやマーケティングを理解できておらず広告会社頼みになっている企業に我々が入り、要件定義をして、それに基づくプロジェクトを設計していくことです。広告会社や制作会社へ発注する1歩手前のところで僕たちが入っているイメージです。
この受託事業をメイン事業に据えながら、そのほかに自社事業としてIDENTITY名古屋というローカルメディアの運営なども平行して行っています。
地方都市のロールモデルに
茂森:IDENTITY名古屋という、名古屋近辺の情報が掲載されているWebメディアを運営している会社だと思われがちですが、主軸はプロジェクトデザイン業務なのですね。自社事業としてWebメディアだけでなく岐阜県美濃加茂市に根ざした事業も展開していらっしゃるとのことですが、詳しくお聞かせくださいますか?碇:そもそもなぜ美濃加茂市なのか、というお話からさせてもらうと、IDENTITYの共同創業者であるモリジュンヤの出身地が美濃加茂なんです。美濃加茂は目立った観光資源も特色もない街で、ここでなにかやれたら地方都市のロールモデルになると思って始めたのがきっかけです。“勝手に街おこし”と称して、美濃加茂駅前の空きビルをリノベーションして「MINGLE」というコミュニティビルをオープンし、1階はチャレンジショップという形でイベントができるスペースを用意したところから始めました。コンテンツがなにもないとMINGLEに誰も来てくれないと思ったので、日本茶スタンド「美濃加茂茶舗」をスタートしたことがきっかけです。 茂森:そういった経緯だったのですね。今後も美濃加茂市でいろいろと仕掛けていくのでしょうか?
碇:どんどん空き家をリノベーションして、そこで新しい事業を起こしたり、逆に人を誘致したりして、街全体を盛り上げて経済が回るような仕組みをつくっていきたいですね。美濃加茂市での試みが成功して、街づくりのスタンダードになると良いなあ。あとMINGLEとしては、宿泊業を開始しました。もともと美濃加茂市は宿場町だったのでバックグラウンドはあります。どうすればあの街に面白い人たちが集まってくる状況をつくれるか。いろいろとチャレンジしていくつもりです。
茂森:今では美濃加茂出身のモリさんよりも、碇さんのほうが熱を入れて取り組んでいますね(笑)。碇さんをここまで熱く突き動かす理由はなんでしょうか?
碇:街の人たちはすごくオープンで、都会から来たよそ者扱いではなくすごく好意的に受け入れてくれるんです。
それに、生まれた場所によって機会が損なわれないようにしたいからかもしれないです。僕は横浜生まれで、生まれてこの方ずっと機会を享受してきました。けれども出身地によって不利になることが今でもあります。誰にでも別け隔てなく機会を提供できるように、地方を変えていきたいですね。
名古屋のエコシステムは永遠には続かない
茂森:名古屋の話に戻しますが、今まで東京で活動されてきた碇さんだからこそ感じる、名古屋の課題はどんなところにあると思いますか?碇:名古屋の課題は、大企業に付随するエコシステム(生態系)が完成されすぎていて、それが永遠なものだと思っているところだと思います。他の地域では、エコシステムの永遠性に対して危機感を持っています。だから、大企業がスタートアップに出資をしたり、行政がスタートアップと一緒になにかをやったり、なにかしらのアクションが頻繁にあります。しかし名古屋だとそれが圧倒的に少ない。スタートアップへの出資で100億円のリターンになっても、1兆円規模の会社からしたら微々たるもので、本腰が入らない事情があります。実際に話を聞くと、「みんながやっているから、うちもやらないと」といった温度感なのです。
そして若い人たちも、名古屋の大企業を取り巻く構造に対してあまり疑問に思っていないところも課題だと思います。いまの構造が永遠になくならないと思っているが故に、そこに属すことが最良の選択肢だと学校や親から教育をされているんです。リスクをとって起業することが魅力的な選択肢になりきれていないところが、名古屋でスタートアップが育たないと言われる理由の一つだと思います。
茂森:そうなんですよね。名古屋はどこか焦燥感や熱量が、東京と比べて違うなと思ってしまいます。それに、いざ立ち上がっても途中でコケてしまうんですよね……。そこをなんとか食い止めたいのが僕の使命。この地域でもやれるんだぞ、ということをいま表明しないと、今後もう生き残れないと思うんです。
碇:そこも難しい問題で、名古屋は東京と距離が近すぎて、合理的に考えたら名古屋で起業する理由があまりないんですよ。わざわざ新幹線に乗って、営業に行ったり、投資家に提案に行ったりしないといけないわけで。これが北海道や九州くらい距離が離れていれば、地元で頑張ろうとなるのですが…。東京に対する心理的ハードルが高くないことも流出の原因なのではないでしょうか。
茂森:ただ、碇さんはそんな状況でも名古屋に根ざして事業を展開されていらっしゃいます。これまでの話で、すごく名古屋という街を客観的に見ている印象を受けました。碇さんの目線で、名古屋を盛り上げていきたいと考えている若者が、今後なにをすべきなのか。ご意見伺いたいです。 碇:名古屋を盛り上げるためにすべきことは、起業でなくてもいいと僕は思います。しかし、なにかしらアクションを起こすことが当たり前の空気になることが大事だと感じます。名古屋は引っ込み思案が多い気がするので、隣のあいつがやれたなら俺もやれる、という思考がどんどん出てくるといいですね。これは名古屋に限った話ではないですが、この流れこそがエコシステムができる最低条件だと思います。
茂森:そうですね、碇さんの後ろ姿に刺激を受けて、若者が「自分もやってみよう!」と思えたらいいですね。それこそ、IDENTITYも関わっている名古屋のスタートアップコミュニティ「ミッドランドインキュベーターズ」や、美濃加茂のコミュニティビル「MINGLE」から、そういった空気が醸成されるとうれしいですね。楽しみにしています。