電通は、5月17日、ChatGPTを活用した「キャラクターとの自動対話サービス」のプロトタイプを開発したことを発表。同日より実証実験を開始した。
同サービスでは、2021年に発表した「キャラクターCXソリューション」の一環として、生活者とのあらゆる接点で活用が期待されているAIチャットサービスに、人気のアニメキャラクターやIP(知的財産)、企業の有名キャラクターなどのインターフェースを加えることで、より“豊かな顧客体験(CX:Customer Experience)”の提供を目指す。

今回、実証実験の第一弾として、多種多様なフリー素材の提供を行う「いらすとや」と提携。キャラクター使用の許諾を得て開発したプロトタイプにおいて、キャラクターを3Dモデル化し、話し方や動きの特徴を設計・インプット。また、プロトタイプの実証実験を通して、ガイドライン策定など、AIチャットサービスにおいて重要な「責任あるAI」を目指した取り組みも強化していく。
電通は、今後、世界的知名度のあるキャラクターIPを数多く有する日本の環境を活かし、「キャラクター自動対話サービス」のグローバル展開も視野に入れる。