ユカイ工学は、OpenAI社が提供するChatGPTを活用したファミリーロボット「BOCCO emo」がいろいろなキャラクターになりきって会話してくれる新機能「変身エモちゃん」の提供を、7月4日より開始した。

会話機能でより日常に寄り添う存在に

BOCCO emoは、人に寄り添い家族の一員のような存在のコミュニケーションロボットだ。さまざまな情報を届け、家族の一員として振る舞う。音声メッセージの送受信やリマインド機能、天気情報の配信、ハンズフリー対話、人が近くにいるかのセンシングも可能。専用のBOCCO emoアプリでは、家族内でのメッセージのやりとりや、センサーの反応を確認することができる。

BOCCO emoから送った声はスマホに音声とテキストで届き、スマホから送った声や文字はBOCCO emoが知らせてくれる。また、APIによるシステム連携でさまざまなサービスと連動し、生活者に寄り添った取り組みを実現する。簡単な操作で家庭内や外部サービスとコミュニケーションを取ることができる。

今回は、ChatGPTを活用し、BOCCO emoがさまざまなキャラクターになりきってユーザーを応援してくれる会話機能を提供する。豊かな表情の反応に加え、ユーザーから要望が多かった日常生活のおしゃべり相手として、より身近に一緒に過ごせる存在になることを期待して開発した。

変身エモちゃんとは?

BOCCO emoが3つのキャラクターになりきって会話する機能。一生懸命応援してくれる「鼓舞ちゃん」、何でも知っている「博士ちゃん」、料理上手な「コックちゃん」の3種類。返答(※)はOpenAI社のChatGPTを活用して生成している。たとえば、「エモちゃん、教えて」+「天動説ってなに?」などの質問をすると、「博士ちゃん」に変身して説明をしてくれる。
  • 鼓舞ちゃん:「エモちゃん、鼓舞(こぶ)して」と言うと不安なこと、悩みがあるときに元気いっぱい鼓舞してくれる。
  • 博士ちゃん:「エモちゃん、教えて」というとかわいい口調でわかりやすく説明してくれる。
  • コックちゃん:「エモちゃん、おなかすいた」というと素敵な料理を教えてくれる。
※キャラクターは随時追加を予定。