電通の国内グループ横断組織である「未来事業創研」は、10年後の暮らしを具体的に描くツール「Future Time Use(フューチャータイムユース)」を9月12日より提供開始した。
<Future Time Useカード例:現代の10代男性と、2030年代の10代男性との生活行動時間の比較><br />
(左が2022年に10代、右が2032年に10代となる世代の男性の行動時間)
<Future Time Useカード例:現代の10代男性と、2030年代の10代男性との生活行動時間の比較>
(左が2022年に10代、右が2032年に10代となる世代の男性の行動時間)
「Future Time Use」は、10年後の「生活行動時間」を10代から60代の性年代別(12セグメント)に可視化したスライド形式のツールだ。ビデオリサーチが提供するデータ「MCR/ex」(東京 50キロ圏に住む 12~69 歳の男女を対象とした生活・メディア行動調査データ)の2014年から2022年までの生活行動時間のデータのなかから、自宅内の睡眠時間や自宅外の仕事時間(アルバイト含む)などの49項目をコーホート分析※にかけ、自宅内および自宅外の生活行動時間の「時代効果」と「世代効果」のパラメータから推計された各予測数字をもとに、未来事業創研に所属する未来の専門家(メディアや通信、各生活領域)の知見を交えながら、各生活行動時間を総合的に予測する。

※長期的な継続調査データから、その変化の要因を加齢の要因による影響(年齢効果)、時勢の要因による影響(時代効果)、世代差の要因による影響(世代効果あるいはコーホート効果)に分離する分析方法。コーホートとは、出生年(あるいは出生年代)を同じくする集団を指す。