HYTEKと博報堂アイ・スタジオが共同で、イベントなどの来場者の声援を可視化し、その様子を思い出に残す新体験装置「Yell Selfie(エールセルフィー)」を開発した。

Yell Selfieは来場者のエールを可視化し、その様子を思い出に残す新体験装置である。「せーの!」の掛け声でキーワードをメガホンに向かって大きな声で叫ぶと、その声援がカメラのシャッターの合図となる。声援の最大音量の瞬間を切り取ったカードがプリントされ、思い出の品として、持ち帰ることができる。

この装置は、フェスでは推しへのメッセージを、スポーツ観戦ではチームへの熱い応援など、場所やイベントに合わせキーワードやカードのデザインをカスタマイズすることが可能。更に、エールを送る瞬間は映像としてデータベースに蓄積され、集まったエールは会場のビジョンやサイネージからも発信される。声援と笑顔が重なり、イベント全体に一体感をもたらす拡声装置となることを目指す。

8月26、27日に兵庫県三田市で行われた音楽フェス「ONE MUSIC CAMP」では、同プロダクトの実証実験が実施され、2日間で100組200名以上がYell Selfieを体験した。「叫ぶのが楽しかった!」「次は最大音量超えてやる!」「クオリティ高いカードがもらえるのはうれしい」など好評の声も上がり、2日間で何度も体験するユーザーの姿も多数見られた。