パルコは、最先端の画像生成AIを駆使したファッション広告として、「HAPPY HOLIDAYSキャンペーン」広告を制作・公開した。グラフィック・ムービー・ナレーション・音楽まですべて生成AIにて制作された。
パルコ初の最先端の画像生成AIを駆使した同広告は、実際のモデル撮影は行わず人物から背景にいたるまで、プロンプト(画像を生成するための言葉)から構成され、グラフィック・ムービーのほか、ナレーション・音楽もすべて生成AIにて作成されている。作成には、トップレベルのAIクリエイターが指揮を執り、モード感のあるAIを使った新しい表現のファッション広告として、パルコのホリデーシーズンを彩っている。

chatGPTなど、今年の大きな話題となっているAIだが、画像生成AIの技術も加速度的に進化している。パルコでは、新しい才能を見出し起用するのと同様に、まだ前例のない新しい技術をいち早く取り入れることも、企業としての存在価値(パーパス)であると言及した。

アートやファッションをテーマに、最先端の技術、トップクラスのクリエイターとキャンペーン広告を制作したらどのようなものが出来上がるか、チャレンジングな試みとなった。

グラフィック

現実離れした、一目で生成AIで作成したとわかるグラフィックではなく、実際に撮影したかのようなリアリティと「すべて生成AI技術で制作した」とわかった時の驚き、そしてアート性やファッション性を追求している。

ムービー

同広告グラフィックと連動したムービーは、いくつかの生成AIの技術をミックスして制作された。女性ナレーションは、同社社員の声を含む複数の女性から声のサンプリングを集め、AI技術を使ってナレーションを制作。ナレーションや音楽に至るまですべてを生成AIにて作成している。

モチーフパーツ

クリスマスオーナメントやプレゼントボックスなどのモチーフを画像生成AIにて制作。同モチーフは一部店舗を除く全国のPARCOにて展開するクリスマスディスプレイなどで使用される。