東京では「動画」、東アジアでは「eスポーツ」が人気 生活スタイルと消費トレンドを調査【マクロミル調べ】
マクロミルは、世界20都市における消費者の「いま」を生活スタイルや消費トレンド、メディア利用など幅広い項目から可視化する大規模調査「The LIFE 20」を発表した。
同調査は、同社のグローバルネットワークを活かし、各都市の15~49歳の男女各1000人、合計2万人を対象にインターネットで実施された。調査期間は8月23日~9月11日で、対象都市は同社顧客による海外調査ニーズや日本企業による進出先として注目度を鑑み、独自に選出されている。今回は、全24問の調査項目の中から「趣味・エンタメ消費」をピックアップして紹介する。
なお、ここでの「推し活」とは、以下の注釈にある通り自分の好きな作品や人物等に関連した消費活動を行うことと定義されている。
このように同調査では、各都市で趣味・エンタメ領域のオンライン消費が活発であることが分かった。
(※)「好きなドラマや映画、アニメなどに関連した商品をよく買う」「好きなドラマや映画、アニメなどに関連した場所を訪問したり旅行したりする」「好きなアイドル・タレントなどのイベントによく行ったり、グッズを買ったりする」のいずれかを選択した人
調査概要
タイトル:「The LIFE 20 世界20都市の消費者生活・意識調査(2023)」
調査方法:インターネット調査
調査対象:東京、ソウル、北京、上海、広州、台北、香港、マニラ、ホーチミン、バンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、デリー、ムンバイ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、ベルリン(近郊を含む場合あり)に在住する15~49歳の男女/各1000人、合計2万人
調査時期:8月23日~9月11日
同調査は、同社のグローバルネットワークを活かし、各都市の15~49歳の男女各1000人、合計2万人を対象にインターネットで実施された。調査期間は8月23日~9月11日で、対象都市は同社顧客による海外調査ニーズや日本企業による進出先として注目度を鑑み、独自に選出されている。今回は、全24問の調査項目の中から「趣味・エンタメ消費」をピックアップして紹介する。
家での余暇時間の過ごし方は東アジアの都市で「eスポーツ」が上位、東京は16位
家での余暇時間の過ごし方を尋ねると、各都市ともに、「配信動画視聴」「SNS・ネット」「テレビ・ラジオ視聴」「音楽視聴」などが上位となった。また、東アジアの各都市では「eスポーツ」が7~9位であるのに対し、東京では16位に留まった。「eスポーツ」の順位が低かったのは、東京のほかに、ロンドン、パリ、ベルリンのヨーロッパ3都市であったが、「スマホゲーム・ゲーム機」は4~7位と上位であり、ゲーム自体への関心は高いことが分かる。
【図表1】家での余暇時間の使い方(各都市における上位10を抽出、回答者ベース:全員)
SNSで接触する情報は「趣味・エンターテインメント」が多くの都市で上位
利用しているSNSでどのような情報に触れているか尋ねたところ、多くの都市で「趣味・エンターテインメント」が1~5位と関心が高いことが分かった。
【図表2】SNSで接触する情報ジャンル(各都市における上位10を抽出、回答者ベース:全員)
サービス利用率は「動画配信」が全都市で高く、「フードデリバリー」はマニラ中心に東南・南アジアで人気
趣味・エンターテインメントのサブスク、およびオンライン経由での各種サービスの利用状況を見てみると、20都市の多くの消費者が何かしらの動画配信や音楽配信を利用していることが分かる。「フードデリバリー」は東南・南アジアにおける利用率が高く、上位3都市はマニラ70.8%、ジャカルタ68.3%、クアラルンプール64.3%で広く普及していることが伺える。
【図表3】趣味・エンターテインメント、および、オンライン経由での各種サービスの利用状況(直近1年間、回答者ベース:全員)
「推し活」消費は、インドの「ムンバイ」「デリー」、中国の「広州」「北京」「上海」で活発
「趣味・エンターテインメント」に関連して、「推し活」(※)をする人がどのくらいいるのか、20都市で比較を行った。インドのムンバイ、デリー、中国の広州、北京、上海で約60%以上、他の多くの都市でも40%前後となった。推し活消費は、多くの都市で定着していることが分かる。なお、ここでの「推し活」とは、以下の注釈にある通り自分の好きな作品や人物等に関連した消費活動を行うことと定義されている。

【図表4】「推し活」(※)をする人の割合(回答者ベース:全員)
(※)「好きなドラマや映画、アニメなどに関連した商品をよく買う」「好きなドラマや映画、アニメなどに関連した場所を訪問したり旅行したりする」「好きなアイドル・タレントなどのイベントによく行ったり、グッズを買ったりする」のいずれかを選択した人
調査概要
タイトル:「The LIFE 20 世界20都市の消費者生活・意識調査(2023)」
調査方法:インターネット調査
調査対象:東京、ソウル、北京、上海、広州、台北、香港、マニラ、ホーチミン、バンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、デリー、ムンバイ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、ベルリン(近郊を含む場合あり)に在住する15~49歳の男女/各1000人、合計2万人
調査時期:8月23日~9月11日