日本三択協会は、日々の暮らしを面白くする3択を提案する「究極の三択」展を開催すると発表した。

日本三択協会は、情報化社会で上昇する「選択にかかる負荷」の軽減と、日々の体験の豊かさの向上を目指し、広告、コミュニケーション分野に従事する有志が3月3日に設立する団体。発起人4名は、小西利行氏(クリエイティブディレクター)、吉田健太郎氏(プランナー)、亀山淳史郎氏(プロデューサー)、原田裕生氏(ビジネスプロデューサー)。

「究極の三択」展は、団体設立を記念するもの。ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」にて2月27日~3月16日の期間に開催される。

なぜ3択なのか? 立ち上げの目的と目指す未来について

日本三択協会は悩む時間を行動する時間に変える「三択思考」の普及を目指す団体である。

情報の騒乱やコンテンツの急増、あらゆる商品の機能発達など、便利や幸福を求めたことによって選択肢が爆発的に増加。過剰な選択肢は私たちを豊かにするどころか、多くの「選択難民」を生み、混乱と不安を広めている。そして人はその情報洪水の中、1日最大、3万5000回もの決断を行っており、決断疲れを起こしていると言われている。例えば、「買い物をする際に『商品選び』で悩むことがあるかどうか」という質問に対し約7割の人がYESと回答しており、そのうち約8割の人が「悩んで購入した商品を実際に使ってみて買ったことが後悔したことがある(※)」と回答している。

日本三択協会は、日本のあらゆる分野、地域へ、3択が生み出す幸せを広める活動を始める。
※電通独自調査(2023年8月/全国15-59歳男女/N=3000)

「さんたクン」とは?

本展示のメインマスコットキャラクター。「三択思考」をもっと身近に感じてもらうため、「さんたクン」を制作した。「さんたクン」は3つの選択肢「3択」で答えてくれる、3本の耳を持つうさぎ。この形は手を3にした様子からイメージしている。

「さんたクン」の特徴について(日本三択協会)
「『さんたクン』は眉毛がよく動き表情が豊かです。適当に3択を出しているように見えますが、実は裏ですごく悩んでいたりします。隣にいるのはさんたクンの相棒の犬です。数字の3の形をしています。犬はさんたクンのように表情はあまり変わらないし、喋りませんが、いつも隣であたたかくさんたクンを見守っています。」

『究極の三択』展の概要

本展示は、「選択にかかる負荷」について考えを巡らせる展示である。

展示では、各ジャンルで活躍する人々が「三択の賢者」として、「明日から仕事で憂鬱な日曜の夜に見たい映画とは?」「雨の日を楽しむためのグッツとは?」などのテーマに対して究極の三択を提示する。日々の暮らしを少し面白くしながら選択疲れを解消する「三択」を、本展示を通して体験してほしいと同協会は考えている。

なお、日本三択協会は、協会設立日の3月3日に、設立記念イベントを本展示会と同じ場所で開催する。また、設立にあたり3月3日を「三択の日」として日本記念日協会に記念日登録を行い、当日は記念日登録証の授与式も行う予定である。
開催概要
会場:ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」
期間:2月27日~3月16日
入場料:無料