Xで参加できる避難訓練「#考察防災」 もしあの漫画のワンシーンで地震が起きたら?
日本財団は、3月8日から3月末日まで公式Xアカウントで、「週刊ビッグコミックスピリッツ編集部」「マンガワン編集部」の協力のもと、参加型防災啓発キャンペーン「#考察防災」を実施する。
本キャンペーンは、国内に実際にある土地が舞台となっている『青のオーケストラ』および『アフロ田中』の2作品とのコラボで、今回のために作者が描き下ろした「もしも漫画」および読者参加型の「考察コマ」で構成される。
8日に公開された「もしも漫画」では、作中の実際のシーンから分岐する形で、地震が発生したもしもの世界が描かれる。その後、3月末までに5種類の「考察コマ」を公開する予定。防災の専門家のコメントとともに、両作品中のあるコマを掲示し、その場面で災害が発生した場合どう対処すべきか、読者にイメージトレーニングを促す狙いである。
日本財団は阪神淡路大震災から50回以上、災害支援の現場に出動。東日本大震災や熊本地震では、NPOなどとともに被災地での復旧やソフト面での支援活動を実施し、能登半島地震でも、発災直後から現地で道路啓開や物資輸送などの緊急支援を行い、NPOなどの活動資金を支援している。
同財団は、過去の活動から得た最大の教訓は「災害対策は起きてからでは遅い」だと考えており、公式Xでの発信は東日本大震災から災害時の情報手段としても大きな役割を果たした。一方で、X上では多くの漫画ファンがストーリーの中にある手がかりからその後の展開を予測したり、想像力豊かに考察することで盛り上がっている。そこで、親しみのある漫画作品を入り口に、体を動かさなくても参加できる「避難訓練」を行うことで、平時の備えを見つめ直す機会としてほしいと同財団は考えている。
また、同財団は能登半島地震の発生を踏まえ、一時は中止も検討したが、「日本中が能登での地震被害に心を痛める今こそ、より多くの人が自分ゴトとして考え、明日また起こるかもしれない次の災害に備える機会になるもの」と信じ、実施することを決定。「もしも」の考察を深め合うことが、自身や大切な人を守る礎となると同財団は考えている。
■作者コメント
『マイホームアフロ田中』著者・のりつけ雅春氏
「この漫画の企画中に能登半島地震が発生し、防災意識の必要性を改めて感じさせられました。もしもの時に備え少しでも考え、行動するきっかけになればと思い参加させて頂きました。」
『青のオーケストラ』著者・阿久井真氏
「青オケのキャラクターたちの日常にも、もちろん災害は存在します。『より身近に、リアルに感じてもらえるように』と意識して描いている作品だからこそ、今回の企画を受ける意味があるのかなと思いました。青オケを通して、私自身も改めて防災について考えるきっかけを頂きました。」
実施概要
もしも漫画の投稿:3月8日正午
考察期間:3月9日から
ユーザーの考察紹介:3月23日から

8日に公開された「もしも漫画」では、作中の実際のシーンから分岐する形で、地震が発生したもしもの世界が描かれる。その後、3月末までに5種類の「考察コマ」を公開する予定。防災の専門家のコメントとともに、両作品中のあるコマを掲示し、その場面で災害が発生した場合どう対処すべきか、読者にイメージトレーニングを促す狙いである。
日本財団は阪神淡路大震災から50回以上、災害支援の現場に出動。東日本大震災や熊本地震では、NPOなどとともに被災地での復旧やソフト面での支援活動を実施し、能登半島地震でも、発災直後から現地で道路啓開や物資輸送などの緊急支援を行い、NPOなどの活動資金を支援している。
同財団は、過去の活動から得た最大の教訓は「災害対策は起きてからでは遅い」だと考えており、公式Xでの発信は東日本大震災から災害時の情報手段としても大きな役割を果たした。一方で、X上では多くの漫画ファンがストーリーの中にある手がかりからその後の展開を予測したり、想像力豊かに考察することで盛り上がっている。そこで、親しみのある漫画作品を入り口に、体を動かさなくても参加できる「避難訓練」を行うことで、平時の備えを見つめ直す機会としてほしいと同財団は考えている。
また、同財団は能登半島地震の発生を踏まえ、一時は中止も検討したが、「日本中が能登での地震被害に心を痛める今こそ、より多くの人が自分ゴトとして考え、明日また起こるかもしれない次の災害に備える機会になるもの」と信じ、実施することを決定。「もしも」の考察を深め合うことが、自身や大切な人を守る礎となると同財団は考えている。

『青のオーケストラ』「もしも漫画」の最終ページ

『アフロ田中』「考察コマ」うち1種の投稿画像セット
『マイホームアフロ田中』著者・のりつけ雅春氏
「この漫画の企画中に能登半島地震が発生し、防災意識の必要性を改めて感じさせられました。もしもの時に備え少しでも考え、行動するきっかけになればと思い参加させて頂きました。」
『青のオーケストラ』著者・阿久井真氏
「青オケのキャラクターたちの日常にも、もちろん災害は存在します。『より身近に、リアルに感じてもらえるように』と意識して描いている作品だからこそ、今回の企画を受ける意味があるのかなと思いました。青オケを通して、私自身も改めて防災について考えるきっかけを頂きました。」
実施概要
もしも漫画の投稿:3月8日正午
考察期間:3月9日から
ユーザーの考察紹介:3月23日から