「FUKUSHIMA CREATORS DOJO 誇心館」は、福島県クリエイティブディレクターの箭内道彦さんらによる、県内のクリエイターの技術向上のためのプロジェクト。箭内道彦さんを館長、福島県の情報発信に携わってきたトップクリエイターを師範に迎え、県内クリエイターがその技術と哲学を学ぶ。その後、実践として「ふくしま」の魅力や正確な情報を広く発信することにより、風評払拭・風化防止やブランド力向上を図っている。

今回、写真家の石井麻木さんを師範に学んだ3人の県内クリエイターが、浜通りの13市町村の画像で制作したカレンダー「13places,13months」、福島県内および県にゆかりのある26名を取材したインタビュー動画「ひとりひとりの福島」を制作し、3月25日に公開した。

カレンダー「13places,13months」

震災から13年、浜通り13市町村の写真で、2024年3月から2025年3月まで13カ月分を制作。写真は、海・空・緑など福島の未来や希望を感じることができるものをセレクトしている。県内からは荒牧結希さん、一條和央理さん、高木信幸さんが制作に当たった。
カレンダー「13places,13months」
カレンダー「13places,13months」

インタビュー動画「ひとりひとりの福島」

福島県の「今」を伝えるコンセプトで、福島県で輝く26名に、それぞれの福島への思いや描く未来の姿について伺っている。

写真家・石井麻木氏プロフィール

東京都生まれ。各地で個展を開くほか、詩と写真の連載、CDジャケットや本の表紙、映画のスチール写真、ミュージシャンのライブ写真やアーティスト写真などを手掛ける。東日本大震災直後より東北に通いながら、現地の状況を写し続けている。2014年、写真とことばで構成された写真本『3.11からの手紙/音の声』を出版。全国で同タイトルの写真展の開催を続ける。2023年、震災を知らないこどもたちに向けた、写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』を出版。福島空港開港30周年記念として、福島を皮切りに写真展「3.11からの手紙/音の声」を開催し、全国を巡回中。2021年より福島県「来て。」ポスターフォトコンテスト審査員。