生活者の充足度を測る「第3回ウェルビーイング調査」 幸せになるために優先したい分野は、お金・身体・心【ASAKO調べ】
朝日広告社(以下ASAKO)の研究チーム、「ASAKO サステナラボ®」では2023年11月に全国の20代~80代男女2800名を対象とした「第3回ウェルビーイング調査」を実施し、一部を公開する。幸福度や自己肯定感に加え、ASAKO独自の「60のウェルビーイング指標™」により生活者の充足度を数値化している。
12の分野のうち最も満たされていないと感じる分野を聞いたところ、「お金」が最も多く25.0%、次いで「身体」(13.9%)、「心」(11.4%)という結果になった。生活者は、経済的な面だけでなく、自分自身そのものについても満たされていないと感じていることがうかがえる。
また、12番目で選ばれた項目としては「仕事」(24.6%)や「地域・社会」(20.8%)が多く、前問の満たされていない分野としては中位にありながら、力を入れる優先度としては低いことが見受けられる。
調査概要
調査目的:(1)サステナブル分野における20のキーワードの認知・共感(2)生活者の幸福度・自己肯定感及び、日常生活のさまざまな領域での充足度の定量的・定点的把握により、企業のウェルビーイング支援につなげる
対象者:全国の20~80代男女
サンプルサイズ:2800
調査期間:2023年11月18日~21日
調査方法:インターネット調査
調査主体:朝日広告社 サステナラボⓇ
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12の分野のうち、最も満たされていないと感じる分野は「お金」「身体」「心」が上位
生活者の幸福度、自己肯定感、幸せの阻害要因に加え、独自に開発した12の分野からなる「60のウェルビーイング指標™」により、生活者の充足度を多角的に調査した。12の分野のうち最も満たされていないと感じる分野を聞いたところ、「お金」が最も多く25.0%、次いで「身体」(13.9%)、「心」(11.4%)という結果になった。生活者は、経済的な面だけでなく、自分自身そのものについても満たされていないと感じていることがうかがえる。
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幸せになるために今後優先したい分野は「身体」「お金」「心」、優先度が低いのは「仕事」「地域・社会」
より幸せになるために今後力を入れたい分野の順番を聞いたところ、最も優先度の高い1番目には「身体」(27.1%)、「お金」(21.1%)、「心」(18.9%)が多く挙がり、満たされていない分野として上位に上がった項目と同様の傾向となった。特に「身体」については、より力を入れていきたいということがうかがえる。また、12番目で選ばれた項目としては「仕事」(24.6%)や「地域・社会」(20.8%)が多く、前問の満たされていない分野としては中位にありながら、力を入れる優先度としては低いことが見受けられる。
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幸福度は66.5%、男女別では女性の幸福度が69.6%と男性よりも6.2pt高い
幸福度(「非常にそう思う」+「ややそう思う」の計)は66.5%で、前回調査の67.8%より1.3pt低下した。男女別では、女性(69.6%)が男性(63.4%)を6.2pt上回っており、前回調査同様、女性の幸福度が男性よりも高い結果となった。
自己肯定感(自分に価値があると思う)は45.0%、前回調査より▲1.7pt低下
「自分に価値があると思うか」について5段階で聞いたところ、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した割合は計45.0%となり、幸福度と同様、前回調査(46.7%)より▲1.7pt低下した。男女別では、前回調査と同様に女性(46.4%)が男性(43.6%)を上回ったものの、女性▲2.4pt低下、男性▲1.0pt低下と、女性の方が下落幅がやや大きい結果となった。
調査目的:(1)サステナブル分野における20のキーワードの認知・共感(2)生活者の幸福度・自己肯定感及び、日常生活のさまざまな領域での充足度の定量的・定点的把握により、企業のウェルビーイング支援につなげる
対象者:全国の20~80代男女
サンプルサイズ:2800
調査期間:2023年11月18日~21日
調査方法:インターネット調査
調査主体:朝日広告社 サステナラボⓇ