SIGNINGは、CINRAと共に、ビッグデータから見えてくる人間の「弱さ」の多様性を、心を動かす「絵」の力によって世の中に届けることを試みるアートプロジェクト『ビッグデ絵タ』プロジェクトをスタートする。

本プロジェクトは、SIGNINGとCINRAの共同プロジェクト「coe」の取り組みのひとつである。未来世代の若者たち一人ひとりの小さな声や悩みを拾い上げるために立ち上げられた。

『ビッグデ絵タ』とは

「電話が怖い」「映画館が怖い」「エレベーターが怖い」など、人には共感されづらくても、当事者にとっては切実な「こわいもの」や「こわいこと」を検索ビッグデータから大量に抽出(※1)。その中から、さまざまなジャンルのアーティストが最も共感する「こわい」をピックアップし、絵として表現。ビッグデータから見えてくる人間の「弱さ」の多様性を、心を動かす「絵」の力によって世の中に届けることを試みるアートプロジェクトである。

矢部太郎氏(カラテカ)や増田薫氏(思い出野郎Aチーム)など、ジャンルを横断したさまざまなアーティストが参加

漫画家やアニメーターから、ミュージシャンや芸人まで、ジャンルを問わないさまざまなアーティストが、自身の「怖い」をテーマに作品制作。

各アーティストの「怖い」を表現した『ビッグデ絵タ』をWeb上で展示中

特設サイトでは、各アーティストの「怖い」を表現した『ビッグデ絵タ』を、アーティストが絵に込めた想いが分かるコメントと共に紹介している。各テーマワードは「怖い」という言葉共に検索された回数を掲示。そのテーマが「怖い」当事者がどれくらいいるのか想像を巡らすことができるサイトとなっている。
また、『ビッグデ絵タ』の作品を使用した、Tシャツやステッカーなどのオリジナルグッズを販売。収益は、さらにたくさんの人に取り組みを知ってもらうための展示イベントに活用予定である。

プロジェクトリーダー青沼克哉氏(SIGNING クリエイティブディレクター)のコメント

「このプロジェクトの立ち上げのきっかけは、自分自身が仕事と育児の両立に挫折感を味わったことでした。

『子どもが生まれる前と同様の仕事の成果を上げることができない自分』を自覚し、周りに共有することがこんなにもハードルが高く、精神を消耗するものなのかと思い知らされました。

自身の『弱さ』に向き合って、それを他人に共有することの難しさ。そんな生き辛さを少しでも解消することができないか。そんな想いで、たくさんのアーティストの方々へお声がけさせていただき実現したのが、このアートプロジェクトです。みなさんの『弱さ』は、なんですか? 是非、教えてください。」

SIGNINGスタッフリスト
プロデューサー:吉田薫氏
アートディレクター:齊藤あかり氏
PRプランナー:塚越奈央氏

※1:LINEヤフーが提供するデータ分析ツール「DS.INSIGHT」を使用し、2023年1年間の「怖い」を含む検索から200個ほど抽出。「DS.INSIGHT」では統計化されたデータのみを扱っており、個人を識別可能な情報は含まれない