and factoryと集英社は、少女漫画に特化したBtoBサイト「集英社少女マンガIPガイド」を7月8日にオープンした。
「集英社少女マンガIPガイド」は、ビジネスに活用できる集英社の人気少女漫画のIPを掲載し、企業のマーケティングやタイアップ、商品化などを促進するBtoBサイトである。このサイトを通じて、漫画原作版権の活用が可能な作品の情報や、実際の活用事例を検索して問い合わせることができ、企業やブランドはプロモーションやマーケティング施策の創出が可能となる。

今後は、and factoryと集英社が共同で企業・団体へのプロモーション・マーケティング支援や事例創出にも注力し、漫画IPの持つ可能性を最大化していくと発表している。

幅広い層の女性にリーチする少女漫画を活用した施策への需要増

2023年に「マーガレット」「別冊マーガレット」が創刊60周年を記念し、2025年には「りぼん」が創刊70周年を迎える。草創期から今なお女性たちの心を掴む少女漫画は、時代を超えてさまざまな作品が愛されてきた。

今や10代の少女だけでなく40代50代までと幅広い年齢層の女性にリーチできる少女漫画の作品を活用した施策のニーズが増加しており、特に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル関連の商品やサービスを提供する企業からの需要が高まっている。

この高まるニーズに応えるべく、広告宣伝・販売促進・広報などの業務に取り組む皆様に向けて、少女漫画のIPを活用するマーケティング施策のための情報サイト「集英社少女漫画IPガイド」をオープンした。また、このサイトでは、商品化など、作品の二次利用などの企業からの問い合わせも受け付ける。

少女漫画雑誌「りぼん」「マーガレット」から、漫画アプリ「漫画Mee」の作品まで活用可能

集英社には、創刊70周年を迎える「りぼん」をはじめ、「マーガレット」「別冊マーガレット」「クッキー」「ココハナ」「デジタルマーガレット」「漫画Mee」といった幅広い年齢層の読者を持つ、雑誌やメディアがある。女性向けの商品・サービス・ブランドを展開する企業にとって、理想的なターゲット層にリーチすることが可能である。
©椎名軽穂氏(集英社)
©椎名軽穂氏(集英社)
©池野恋氏(集英社)
©池野恋氏(集英社)
©藤井みほな氏(集英社)
©藤井みほな氏(集英社)

広告活用や商品化、オリジナル漫画の制作依頼も可能

同サービスは、以下の3つのメニューで活用可能である。

(1)キャラクターを起用した広告活用
有名漫画のキャラクターから、特定の層に強くリーチするキャラクターを活用し、広告に利用が可能である。「タレント」を起用するようなイメージで、漫画キャラクターの起用を検討することができる。漫画ならではの、わかりやすく面白い表現でプロモーションやブランディングに活用できる。広告宣伝、PR、販促などに利用可能で、集英社の媒体(雑誌・SNS)との連動も可能。
(2)オリジナル漫画・イラスト制作
集英社の少女漫画家によるオリジナルの描き下ろし漫画やイラストの制作も依頼可能。漫画を活用したSNS広告やPR小冊子、Web漫画などに活用することで、マーケティング効果の向上が期待できる。漫画を活用することで、短時間で深いメッセージや物語性を発信・拡散することが可能である。また、集英社の編集者による漫画制作へのバックアップを受けられる。
(3)キャラクターを活用した商品化
商品化やノベルティの制作などにも、集英社の少女漫画を活用できる。衣類、玩具、家電、時計、文具、生活雑貨、日用品、服飾雑貨、食品、デジタルコンテンツなどで、キャラクターや物語の世界観を活用することにより、商品に付加価値を与えることが可能である。