横尾忠則氏のアート作品とコラボした「紙カミソリ®」が貝印より数量限定発売
貝印は、現代美術家の横尾忠則氏とコラボレーションした「紙カミソリ × 横尾忠則 アーティストコラボレーションシリーズ」を、8月23日より先行販売する。
「紙カミソリ®」は、ハンドルに紙、刃体(ヘッド全体を含む)に金属を使用した世界初(※)のカミソリとして、2021年の発売以降、反響を呼んだ。その後、「iF DESIGN AWARD 2022最高賞 iFゴールドアワード」「2021年度グッドデザイン賞」「2021日本パッケージングコンテスト最高賞 経済産業省産業技術環境局長賞」など、複数のデザイン賞を受賞をしている。
※金属だけでできたヘッドと紙ハンドルからなるカミソリ(特許第6894054号)
今回のコラボレーションは、「紙カミソリ®」の特徴であるグラフィックの自由度の高さを活かし、横尾忠則さんの「ピンクガール」シリーズの作品を紙カミソリにデザインしたアートコラボレーションである。コラボレーションデザインは貝印にて実施し、貝印のデザイン思考を取り込んだ「アートとデザイン」が融合する取り組みとして実現した。
オリジナル紙カミソリは8月23日より、実店舗ではCCCアートラボが運営する「NADiff a/p/a/r/t」にて、EC店舗では「NADiff Online」「OIL by 美術手帖」にて先行販売を行う。また、9月9日より貝印公式オンラインストア「KAIストア」にて通常販売を開始する。
今後も貝印は、今までにないカミソリの新しい選択肢を提案していくと発表している。
また、「紙カミソリ®」 は折り紙のようでもあり、1枚の紙から鶴や兜を折ることにも似ていて極めて日本的でもあるように感じます。僕の絵を入れるなんて、お遊びの精神から生まれた商品でもあるわけだから、その精神を徹底して、社会に拡張していけば「紙カミソリ®」が既存の概念を変え、世界を変えていくことになると思います。
【横尾忠則氏 プロフィール】
1936年兵庫県生まれ。唐十郎、寺山修司、土方巽らの舞台芸術のポスターなどを数多く手がけ、69年にパリ青年ビエンナーレ版画部門大賞を受賞。80年7月にニューヨーク近代美術館で開催されたピカソ展に衝撃を受け、「画家宣言」で画家に転向。以降、ヴェネチア、サンパウロ、パリのビエンナーレに出品。近年の主な個展に「横尾忠則 HANGA JUNGLE」(町田市立国際版画美術館、2017)、「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」展(東京都現代美術館、 2021)、「横尾忠則 寒山百得」展(東京国立博物館、2023)など。2011年に旭日小綬章受章、15年に高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門受賞。20年に東京都名誉都民の称号を授与され、23年には日本芸術院会員、文化功労者に選出。
作品の中で描かれているカミソリはおそらく貝印の商品という確信もあり「これだ!」と思っていたところ、横尾先生ご本人からも「『ピンクガール』という作品がいいかもしれない」とご提案いただけて、運命を感じました。制作過程のディスカッション時に「女性が髭を剃るというショッキングな作品がカミソリに載っているのは、ある意味スキャンダルだ」という先生の一言に感銘を受け「セクシースキャンダル」というタイトルを考案し、デザインにも組み込みました。作品の配置や、裸体の見え方にもこだわりました。
3種類のバリエーションを持つ「ピンクガール」を全て網羅し、先生監修の元でオリジナル仕様のリメイク「モザイク仕様」もデザインさせていただきました。ぜひ商品を手に取って組み立ててみてください。
【鈴木曜氏 プロフィール】
グローバル刃物メーカーの貝印にてCMOを務めつつ、スウェーデンのクリエイティブ企業、グレートワークスでのCCOも兼任。近年は、クリエイティブディレクターとして、国内外で表現制作や企業プロモーション制作を行いながら、俳優の夏木マリ氏のパフォーマンス「PLAY×PRAY」の動画演出や、漫画家のタナカカツキ氏が手掛ける「渋谷SAUNAS」のエグゼクティブアドバイザーもつとめるなど、幅広く活動。2019年には、ForbesJapan誌「世界を変えるデザイナー39人」に、2021年には日経「マーケターオブザイヤー2021」にも選出。
商品概要
商品名:紙カミソリ × 横尾忠則 アーティストコラボレーションシリーズ
セット内容:オリジナルデザイン紙カミソリ4本(横尾忠則氏作「ピンクガール」シリーズの3作品をそれぞれデザインした3種、その3作品をコラージュした1種の計4種)
価格:税込8800円
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※金属だけでできたヘッドと紙ハンドルからなるカミソリ(特許第6894054号)
今回のコラボレーションは、「紙カミソリ®」の特徴であるグラフィックの自由度の高さを活かし、横尾忠則さんの「ピンクガール」シリーズの作品を紙カミソリにデザインしたアートコラボレーションである。コラボレーションデザインは貝印にて実施し、貝印のデザイン思考を取り込んだ「アートとデザイン」が融合する取り組みとして実現した。
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今後も貝印は、今までにないカミソリの新しい選択肢を提案していくと発表している。
横尾忠則氏によるコメント
描いた作品が60年後に立体化されて商品になるなんて、まったく思いもよらないことでした。カミソリと言っても小さく、紙でできており、それはそれで非常にキッチュな感じがして面白く、言い方を変えれば「彫刻」と呼んでもいいくらいです。また、「紙カミソリ®」 は折り紙のようでもあり、1枚の紙から鶴や兜を折ることにも似ていて極めて日本的でもあるように感じます。僕の絵を入れるなんて、お遊びの精神から生まれた商品でもあるわけだから、その精神を徹底して、社会に拡張していけば「紙カミソリ®」が既存の概念を変え、世界を変えていくことになると思います。
【横尾忠則氏 プロフィール】
1936年兵庫県生まれ。唐十郎、寺山修司、土方巽らの舞台芸術のポスターなどを数多く手がけ、69年にパリ青年ビエンナーレ版画部門大賞を受賞。80年7月にニューヨーク近代美術館で開催されたピカソ展に衝撃を受け、「画家宣言」で画家に転向。以降、ヴェネチア、サンパウロ、パリのビエンナーレに出品。近年の主な個展に「横尾忠則 HANGA JUNGLE」(町田市立国際版画美術館、2017)、「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」展(東京都現代美術館、 2021)、「横尾忠則 寒山百得」展(東京国立博物館、2023)など。2011年に旭日小綬章受章、15年に高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門受賞。20年に東京都名誉都民の称号を授与され、23年には日本芸術院会員、文化功労者に選出。
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デザイナー鈴木曜氏によるコメント
今回、横尾先生の「ピンクガール」とコラボレーションさせていただきました。作品の中で描かれているカミソリはおそらく貝印の商品という確信もあり「これだ!」と思っていたところ、横尾先生ご本人からも「『ピンクガール』という作品がいいかもしれない」とご提案いただけて、運命を感じました。制作過程のディスカッション時に「女性が髭を剃るというショッキングな作品がカミソリに載っているのは、ある意味スキャンダルだ」という先生の一言に感銘を受け「セクシースキャンダル」というタイトルを考案し、デザインにも組み込みました。作品の配置や、裸体の見え方にもこだわりました。
3種類のバリエーションを持つ「ピンクガール」を全て網羅し、先生監修の元でオリジナル仕様のリメイク「モザイク仕様」もデザインさせていただきました。ぜひ商品を手に取って組み立ててみてください。
【鈴木曜氏 プロフィール】
グローバル刃物メーカーの貝印にてCMOを務めつつ、スウェーデンのクリエイティブ企業、グレートワークスでのCCOも兼任。近年は、クリエイティブディレクターとして、国内外で表現制作や企業プロモーション制作を行いながら、俳優の夏木マリ氏のパフォーマンス「PLAY×PRAY」の動画演出や、漫画家のタナカカツキ氏が手掛ける「渋谷SAUNAS」のエグゼクティブアドバイザーもつとめるなど、幅広く活動。2019年には、ForbesJapan誌「世界を変えるデザイナー39人」に、2021年には日経「マーケターオブザイヤー2021」にも選出。
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商品名:紙カミソリ × 横尾忠則 アーティストコラボレーションシリーズ
セット内容:オリジナルデザイン紙カミソリ4本(横尾忠則氏作「ピンクガール」シリーズの3作品をそれぞれデザインした3種、その3作品をコラージュした1種の計4種)
価格:税込8800円