新屋外ビジョン「AI擬態ビジョン」で、空に浮かぶ文字や商品、空に怪獣が現れるなどのダイナミックな演出が可能に

LIVE BOARD、電通、および電通クリエーティブXは共同で、生成AIを活用した「AI擬態ビジョン」を開発し、9月20日よりサービスの提供を開始した。 現在、広告制作において、生成AI技術のさまざまな活用が模索されている。また、屋外ビジョンにおいては、ライブ配信技術の進化により、その瞬間、その場所に合わせた広告表現が注目を集めるケースが増えている。

このような背景を受け、LIVE BOARDが持つ屋外ビジョンのライブ配信技術と、電通および電通クリエーティブXの生成AI活用知見を組み合わせ、「AI擬態ビジョン」を開発した。この「AI擬態ビジョン」は、屋外ビジョンを含む風景を一定の間隔で撮影し、画像生成AIのAPIを利用して、その画像データの屋外ビジョン部分を背景の空や風景になじむように塗りつぶす。そして、塗りつぶした画像データ部分を、LIVE BOARDのライブ配信技術を活用してリアルタイムで屋外ビジョンに映し出すことで、まるで屋外ビジョンが背景の空や風景に溶け込んでいるかのような広告表現が可能となる。

「AI擬態ビジョン」では、アドビの協力の元、Adobe Firefly ServicesのAPIを活用している。このAPIを活用したアドビ初めての広告サービスであり、プロンプトを応用・工夫することで、多様な表現が可能となる。たとえば、空に浮かぶ文字や商品、さらには怪獣が登場するダイナミックな演出など、幅広い広告表現を実現できる。

この「AI擬態ビジョン」は、リアルタイムで変化する広告や、クリエイティブ表現の自動生成により、生活者からの注目を大きく高める広告の新たな可能性を切り開くものであり、日本初の技術としてさまざまな業界での活用が期待できると、同社らは考えている。

開発概要
LIVE BOARD：ライブ配信サービス・DOOH媒体面の提供
電通：AIを活用したクリエイティブ技術の制作・提供
電通クリエーティブX：コンテンツクリエイティブ制作