TikTok Adsは、日本におけるTikTokユーザーの動向と実態をまとめた「TikTokユーザー白書」を発表した。本調査では、TikTokユーザーの動向を通して、2020年に本格的に突入する5G時代に向けた生活者の意識変化や行動変容実態が明らかになった。
TikTok は、現在150の国と地域、75の言語に対応しており、世界中でダウンロードされている。今回は、TikTokユーザーと非ユーザーに対し、TikTokを通して、意識や行動面において、どんなライフスタイルの変化が起こったか、また、日常生活においてどんな価値観や特性があるのかなどの調査を行うとともに、これまでの関連調査データも活用し、現在のユーザー動向を分析した。
 

時代は動画へ。人々の行動も“動画中心”の時代へシフト

TikTokユーザーに対して、TikTok利用後の行動変化に関して調査したところ、「文字や画像より動画を見ることが増えた」と答えたユーザーが4割を超え、「写真よりも、動画を撮ることが増えた」(17.5%)ということもわかった。3Gの文字文化から4Gの画像文化へ移行し、ついに2020年5G時代への突入を目前にして、動画コンテンツをメインに行動する「動画文化」が人々に浸透し、動画ネイティブ世代が台頭し始めていることがうかがえる。

生活に根付き始めたTikTok

上記と同じ質問の回答をさらに読み解くと、44%以上のユーザーが「TikTokで聴いた音楽を思わず口ずさむ」と回答。「TikTokのことが友人間で話題になる」(28.4%)、「TikTokでみたHow toを実践」(18.5%)と、生活の一部にTikTokが根付き始めていることがわかる。

平均視聴時間42分。スキマ時間やお昼休みなど、家にいるときだけでなく、幅広い生活シーンで視聴

次に、TikTokを利用している時間帯について質問したところ、27.8%のユーザーが「その他空き時間」と回答。そのほか、お昼休みや移動中など、家にいるとき以外にも、日常生活のさまざまなシーンでTikTokを楽しんでいることがわかった。また、別調査(※)では、1日あたりのTikTok平均視聴時間は42分という結果も出ており、ユーザーはおおよそ160~180本の動画を観ていることになるという。

※TikTok Internal Data /App Annie : 2019.05

TikTokユーザーは、変化に富んだ人生に価値を感じる傾向

TikTokユーザーと非ユーザーの価値観や生活習慣を比べると、各設問においてTikTokユーザーならではの特徴が見られた。「変化に富んだ人生を送りたい」(+8.3pt)、「生活を楽しむためにお金を使う」(+5.7pt)など、TikTokユーザーは、変化に富んだ、よりクリエイティブな人生に価値を感じる傾向があることがうかがえた。
なお、本調査は、2019年4月10日~4月14日に、全国の15~69歳のTikTokユーザー1036人と非ユーザー1036人を対象に行われた。