デジタルガレージとKDDIは、第5世代移動通信システム「5G」時代を見据え、9月21日にARとVisual Positioning Service技術を活用し、渋谷の街のデジタル情報と、現実の渋谷の光景をスマートフォンアプリを通じて重ね合わせるデジタルトランスフォーメーション(DX)の実証実験を実施する。

本実証実験で利用するアプリケーションには、デジタルガレージとKDDI、カカクコムおよびクレディセゾンの4社で運営する研究開発組織「DG Lab」が開発した、個人の趣向に合わせた施設やランドマークの回遊に最適なルートを提案する機能を搭載。最終到着時間や各地点での所要時間を考慮し、ユーザーの気分に合わせて自動でルートが提示される。また、スマートフォンを渋谷の街にかざすと、カカクコムが運営するレストラン検索・予約サイト「食べログ」に掲載されている飲食店情報などがアプリ画面上にARで表示され、ユーザーは自分好みのお店をより簡単に見つけることができる。
デジタルガレージは一般社団法人渋谷未来デザインの協業パートナーとして、DG Labを通じ、KDDIと渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会が運営する「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」をはじめとする、渋谷を起点としたさまざまな取り組みを支援していく。さらにDG Labの5つの重点分野(Blockchain、AI、VR/AR、Security、BioHealth)での研究開発を推進し、R&Dおよび実証実験を通じて新しい時代に向けた技術の創造を目指す考えだ。