トライベック・ストラテジーの子会社であるトライベック・ブランド戦略研究所は、「主要企業Webユーザビリティランキング2018<企業サイト編>」を実施し、12月10日に全15業界・150サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性)を発表した。

Webユーザビリティランキングとは、独自のユーザビリティ評価プログラムによって国内主要企業のWebサイトの使い勝手を客観的な指標で評価し、ランキングにしたもの。毎年、各業界売上上位の国内主要企業全150社をピックアップし、全97項目で評価・100点満点でスコアリングしている。

2018年はデジタル技術の発達に伴い、同ランキングの判定基準を見直しを実施した。それに伴い「AIなど先端技術の有効活用」「スマートフォン利用を前提としたUX設計」「コミュニケーション接点のボーダーレス化への対応」の3点に対応しきれていない企業に関しては軒並み順位を落とす結果となった。スマートフォンの普及や、アプリ、SNSの利用が人々の生活の一部として浸透し、生活のインフラとしてのデジタル化が進む今、ユーザー目線の”使いやすさ”を維持しつつ、世の中の技術の進化を取り入れたコミュニケーションのあり方へ見直す大きな転換期を企業は迎えている。


企業サイトトップ10 ※()内は前年順位

順位   企業/サイト
1.(1)  KDDI
2.(2)  UQコミュニケーションズ
3.(3)  大同生命
4.(5)  au
5.(33)  中外製薬
6.(15)  三井住友海上火災
7.(8)  キリン
8.(20)  味の素
9.(18)  オリンパス
10.(13) サントリー

業種別トップ10 ※()内は前年順位

順位   業種
1.(2)    情報通信
2.(3)    精密機器・電子部品
3.(1)  食品・飲料・生活用品
4.(4)  証券・保険
5.(11)  銀行・クレジットカード
6.(10)  建設・不動産・住宅
7.(14)  医薬品
8.(15)  自動車・自動二輪
9.(9)  鉄道・運輸
10.(6)  総合電機・ITサービス