CyberZは、17年間にわたるP&Gジャパンでのブランドマネジメント経験を経て、現在はクー・マーケティング・カンパニーの代表取締役を務める音部大輔氏を顧問に迎え、マーケター育成プロジェクト「PDP(Professional Development Program:プロフェッショナル育成プログラム)」を開始した。
同社は、スマートフォン広告に特化した広告会社として2009年に事業を開始し、スマートフォンアプリディベロッパーを中心とした広告出稿を支援してきた。デジタルトランスフォーメーションの浸透によりクライアントの幅が広がり、広告プラットフォームも技術革新が進んだ。この10年でインターネット広告を取り巻く環境は大きく変化を遂げ、同社の領域においてもマーケターに求められる役割は大きく変わってきた。

同社は、そのような状況下における広告会社の介在価値は、広告を活用した効率的な獲得に限らず、ブランドや企業の経営課題を理解し、事業やサービスを成長に導く提案を行うことだと考えている。

同プロジェクトは、CyberZの社員が「マーケティングの考え方」や「経営課題へのアプローチ」への理解を深め、応用・適用していくことで、広告だけにとどまらない包括的な相談を受けることのできる組織に成長していくことを目的としている。

長年にわたって企業のブランドマネジメントに携わってきた音部氏は、「多様化するツールや接点を効果的にオーケストレイト(統合)し、活用するためには、ツールについての知識に加えてマーケティングやブランディングの本質的な理解が不可欠である」と述べており、辣腕のマーケティングプロフェッショナル育成と、持続的な成長を実現する組織構築を目指す。

同プロジェクトでは、CyberZの広告代理事業部に所属し、顧客のマーケティング支援に従事するリーダークラス以上の正社員を参加対象とし、音部氏による、参加型のワークを含めた講義などを予定している。