2022年までに2倍以上に拡大、世界のアプリインストール広告費

モバイルアトリビューションとマーケティングアナリティクスのプラットフォームを提供するAppsFlyer Japanは、「全世界のアプリインストール広告費に関する3カ年予測」を発表した。2017年から2019年までの300億の非オーガニックインストール、480億ドルの広告費、7.2万のアプリについてのデータを基に、各国の動向をまとめている。

同レポートによると、2019年の世界のアプリインストール広告費は約6兆円。さらに、2022年までには2倍以上となる約13兆円にまで市場が急拡大する見込みとなっている。企業が消費者とのコミュニケーションにモバイルアプリを活用する必要性が年々高まっているなか、モバイル広告の需要が今後も急増していくと予測されている。 中国、日本、インド、インドネシアの巨大市場を擁するAPACにおいては、アプリインストール広告費が2019年は約3.3兆円となり、2020年には前年比32％の成長率で拡大。2022年までに世界でアプリインストール広告費にかけられる予算の半分以上が、この地域で消費されるほど巨大な市場規模に拡大する見込みだ。

なかでも日本では、メディアにかかるコストが1インストールあたり約349～381円と比較的高くなっている。また、顧客生涯価値の高いインターネットユーザーベースがあり、APACにおけるアプリインストール広告費が中国に次いで2番目に高く、2019年には約2943億円に達している。