モバイルアトリビューションとマーケティングアナリティクスのプラットフォームを提供するAppsFlyer Japanは、「パフォーマンスインデックス」の第10版を発表した。同社が年2回発行しているモバイル広告業界に関する最新の調査レポートであり、2019年下半期における世界のモバイル広告のメディアソースランキングをまとめている。
同レポートによると、2019年上半期に引き続きGoogleとFacebookの2社が、モバイル広告市場を専有する形となっていることがわかった。特にGoogleは、量と品質の評価において最も重要なランキングであるパワーランキングをはじめ、16カテゴリにて1位を獲得。インストール数・実行数に基づいたユニバーサルインデックスでも、Facebookを上回り1位となった。
ユニバーサルボリュームランキング
ユニバーサルボリュームランキング
一方で、リターゲティングインデックスにおいては、Facebookが2位のGoogleに大きな差をつけ1位を獲得。他の追随を許さないターゲティング機能とダイナミック広告製品を持つFacebookにとって、リターゲティングは独壇場となっている。しかし、Facebookの昨年比5%成長に対して、Googleは44%成長を示すなど、成長率のスピードで水をあけられた。

また、2019年はTikTokがメディア事業に全面的に参入。上半期・下半期ともに成長インデックスで1位を獲得し、2019年最も急速に成長しているモバイル広告のメディアソースとなった。広告主にさまざまなセグメントや市場の新しいオーディエンスへのリーチを提供し、本国である中国をはじめ、先進地域で規模を拡大している。