サイバーエージェントの連結子会社であるサイバーアウルが運営する「aukana」は、動画配信サービス加入者100人を対象に、利用している動画配信サービスについて調査した。その結果、3分の1を超える37%がAmazonプライムビデオを利用していることが判明した。
動画配信サービスの利用率第1位は、Amazonプライムビデオだった。Amazonプライムビデオに続きNETFLIX(21%)、Hulu(11%)と海外発の動画配信サービスが上位を占める結果となった。日本の動画配信サービスではUSENが展開するU-NEXT(9%)が最上位だった。
 
利用者の声を簡単にまとめると、Amazonプライムビデオは月額料金が安く、Amazonプライム特典の1つとして使うことができる点が加入の理由として挙げられている。「夫がAmazonプライム会員だったから試してみたらいいアニメがあった」「ショッピングが目的でAmazonプライムに入り、そのついでにプライムビデオも観れているという感じ」のように、ショッピングなどほかの目的でプライム会員になったついでにプライムビデオを楽しんでいる、といった方が多いようだ。

NETFLIXの利用者からは、オリジナル作品が面白い、充実しているといった声が挙がっていた。字幕の切り替えに言及している利用者もいた。
Hulu利用者からは、キッズ作品、海外作品が見たいといった声が挙がっていた。

U-NEXTでは倍速再生やオフライン再生など、機能面の充実がコメントに挙がっている。「倍速機能の選択肢が豊富にあるので、作品に合わせた速度に調整して見られる。ポイント付与があり、映画館で使える」といったように、U-NEXTは機能、コンテンツと幅広いニーズに応えていることがわかる。
また、無料お試し期間のみを利用して、料金発生前にそのサービスを退会したことがあるか調査した結果、約7割が無料お試し期間後もそのままサービスを利用し続けたことがわかった。無料お試し期間中に退会した理由としては、「1つの作品を目当てに無料で試したかったから」、「プライベートの時間を取れず有料ではもったいない」といったように、料金が高い、といったコメントが多く見受けられた。ほかにも「韓国系をよく見るが、見たいコンテンツがあまりなかったり、古いコンテンツが多く魅力を感じなかったため」などのように、自分のニーズにマッチしていなかったという声もあった。