LINEは、同社のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」上で全国の15~24歳の男女を対象に、四半期ごとの若年層の流行に関するアンケート調査(自由記述形式)を実施している。2020年上半期は、3月・6月の2回の調査と、2020年の流行予測に関する調査を実施し、その結果を発表した。
3月時点の調査では「新型コロナウイルス感染症」が1位。12.6%で2位にランクインした「鬼滅の刃」は、6月の調査でも2位を維持しており、昨年下半期から継続して流行している。6月調査では「どうぶつの森シリーズ」が1位となり、そのほか「オンライン飲み会」「Zoom」が10位以内にランクイン。

11~30位の結果でも「料理」「オンライン○○」「ジム/トレーニング」「おうち時間」など、緊急事態宣言や外出自粛の影響が見られる項目が複数あがっている。コロナ禍における日々の暮らしの工夫や過ごし方から、若年層の流行が生まれていると言える。
男女別の総合ランキングでは、男性は15~24歳すべての年代で「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」、女性は15~22歳の年代で「ディズニーリゾート」がランクイン。「ディズニーリゾート」は、新エリアオープンが話題となり、注目が高まったと考えられる。19~24歳では男女ともに「オンライン飲み会」がランクインしていた。
また、「2020年に人気が出るかも!?と思うもの」について、「YouTuber・お笑い芸人」「アニメ・マンガ」「食べ物・スイーツ」「新サービス・新技術・新商品」「俳優・女優・モデル」の5部門にわけて、流行予測の調査も行なわれた。

「アニメ・マンガ」では男女ともに「鬼滅の刃」の人気が健在であると同時に、男性では6月下旬公開予定から延期が決定した「シン・エヴァンゲリオン劇場版」がランクインしていた。また、「食べ物・スイーツ」ではステイホーム期間に話題になった「ダルゴナコーヒー」が男女ともにランクイン。女性の1位となっている。

3月時点での新型コロナウイルス感染症に対する不安を感じられる結果を踏まえると、今回の調査では、コロナ禍で生まれた過ごし方・工夫のみられる項目が多くランクインしたと言える。