花業界の活性化に向けたイベント企画・運営を行うSTARMINE PLANNINGを中心に、有志メンバーで2020年4月に発足した「with Flowers Project」。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて、8月の夏休みやお盆休みに、帰省できない代わりに花を贈ることで日頃の感謝を伝える新提案「#花で帰省しよう」を、5月の大型連休に続いて展開する。
このプロジェクトでは、5月の大型連休時に政府より発案された「オンライン帰省」を受けて、オンライン完結で花を注文・郵送できる特設サイト開設。人と花屋との新たな接点を生み、花屋URLへ延べ12万人以上の送客を獲得した。

コロナウイルス第2波への懸念が広がるいま、家族や大切な人となかなか会えない日々は依然として続いており、クロスマーケティングの「今年のお盆の帰省予定」全国調査では、今年のお盆に「帰省する予定がない」と回答した人が78.2%にも及ぶと示されている。そこで、ウィズコロナ時代おける新たな花提案として「#花で帰省しよう」を再び展開。全国の花屋ネットワークをさらに拡大し、より気軽かつ確実に想いを届けるプラットフォームを提供する。

「with Flowers Project」では現在、花業界が抱える「デジタル格差」の解決を目指し、アドビと共同で、花屋のデジタル・SNS支援「デジタルレスキュー」を展開している。「母の日.com」の調査では、今年の「母の日」ギフトの約30%がネット購入であったとしているなど、消費行動のデジタル化が急速に進む一方、「小規模経営化」「オーナー高齢化」などの理由により積極的なデジタル活用に踏み出せていない花屋が多く存在している。
こうした花屋のオンラインシフトを支援すべく、無料のオンラインセミナーを通じて、花の映える写真の撮り方や加工方法、SNSでの運用法をレクチャーしている。今回の「#花で帰省しよう」においても、「デジタルレスキュー」に参加した花屋とも積極的に連携し、オンラインによる新たな販売機会を広げていく。