エニグモが運営するファッションメディア『STYLE HAUS(スタイルハウス)』 は、同社が運営するマーケットプレイス『BUYMA(バイマ)』において、新型コロナウイルスの影響でなにが売れたかを男女市場別に調査。「女性編」の結果を発表した。
※対象期間 :外出自粛期間(2020年4~5月)と外出自粛解除期間(2020年6~7月)を比較し、売上等が伸びている<br />
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※対象期間 :外出自粛期間(2020年4~5月)と外出自粛解除期間(2020年6~7月)を比較し、売上等が伸びている
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レジ袋有料化によりエコバッグが注目

1位となったのはエコバッグ。7月1日よりレジ袋有料化がスタートしたことで、一気に注目を集めた。外出自粛が解除されると同時に、6月から徐々に百貨店やスーパーなども営業を再開したことで買い物頻度が増え、エコバッグの需要が急速に高まった。

また、おうち時間を充実させるアイテムとして人気が高かったのは、2位のキャンドル。4月から6月にかけて在宅時間が増えたことで、ネット配信サービスを契約して家で映画やドラマを見るようになった人が増えた。なかでも、Netflixで配信されている韓国ドラマ『愛の不時着』内で登場したアロマキャンドル「soohyang(スヒャン)」が話題となり、注文が殺到した。

マスク必須の生活で需要が高まるコスメ・スキンケア

外出時にマスクが必須となった影響から、4位にはアイケア・アイメイクがランクイン。マスカラ、アイシャドウ、コンシーラー、アイクリームなど、マスクで覆われない目元部分の化粧品の需要が顕著に伸びた。

一方、長時間のマスク着用により、肌が“マスク荒れ”してしまったという女性も急増。こうした需要から、10位にはスキンケア・化粧水がランクインした。

生活様式の変化がファッションアイテムの選択にも影響

日々の生活や働き方の変化によって需要が伸びたのは、5位のサンダル・ミュール。季節的にサンダルの需要が伸びる時期ではあるが、特に売れていたのがNIKE(ナイキ)から発売された「Air Max Koko(エアーマックスココ)」というスポーツサンダル。スニーカーのような履き心地で、在宅期間が長かったことで運動不足気味な女性やヒールやパンプスを履かなくなった女性にヒットしたようだ。

6位のトート・ハンドバッグについても、人気の傾向に変化が見られた。ノートパソコンが収納できる通勤バッグが人気を集めており、オフィスと家との2カ所で働くワークスタイルが浸透してきている様子が伺えた。

9位にランクインした折りたたみ財布も生活様式の変化が影響している。コロナウィルスへの感染リスクを回避するため、ますますキャッシュレス決済が浸透し、現金を持たなくなり小さめの財布にシフトする人が増えた。10万円の特別定額給付金が支給されたこともあり、高額なハイブランドの財布をご褒美買いする人も目立った。