食品で最も興味を惹かれるキャッチコピーは「売り上げNO.1」

マーケティングサービスを提供するドゥ・ハウスは、全国の20~60代の男女を対象に、商品のキャッチコピーに関するWebアンケートを実施した。

商品パッケージや広告のキャッチコピーで、商品に興味を持ったことがあるかを、食品・飲料・日用品・化粧品などの商品カテゴリ別に尋ねた。食品カテゴリで見ると、「売り上げNo.1(31.8%)」がもっとも多かった。また、全体で4番目に多かった「医者がすすめる(15.7%)」は、50代で18.5%、60代では21.5%と、ほかの年代に比べて高くなっていた。年代が上がるほど、医者への信頼感が高くなっていると考えられる。
【図1】食品カテゴリで興味を持ったキャッチコピー(複数回答・n=894)
【図1】食品カテゴリで興味を持ったキャッチコピー(複数回答・n=894)

「売り上げNO.1」は約半数以上が購入経験あり

キャッチコピー別に実際に商品を購入したことがあるかを尋ねた。「購入したことがある」と回答した割合が食品カテゴリで最も高かったのは、「売り上げNo.1」で53.7%。次いで、「クチコミランキング1位(32.2%)」、「満足度〇%(27.5%)」という順になった。
【図2】食品のパッケージ・広告に記載されている内容による、商品購入の有無(単一回答・n=894)
【図2】食品のパッケージ・広告に記載されている内容による、商品購入の有無(単一回答・n=894)

女性の商品購入のきっかけ「ネットのクチコミ」が昨年トップ5位圏外から3位へ上昇

さまざまなプロモーションについて、購入のきっかけになったことがあるかを尋ねた。女性のなかで「よくある」「まあある」と回答した項目が多かったのは「試供品、サンプルで気に入った(45.4%)」がもっとも多かった。

過去に行った2019年9月の調査と比較すると、トップ5位圏外だった「ネットのクチコミ」が今年は3位に上昇。新型コロナウイルス感染症の流行により、外出を避けてインターネット通販で買い物を済ませる頻度が増加したことが一因となった可能性が考えられる。
【図3】女性の商品購入のきっかけになったもの 上位5位(単一回答・2019年調査n=455 2020年調査n=452)
【図3】女性の商品購入のきっかけになったもの 上位5位(単一回答・2019年調査n=455 2020年調査n=452)

<調査概要>
期間:2020年9月19日(土)~9月23日(水)
対象:全国の20~60代の男女894人
調査方法:ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス「myアンケートlight」による