マスメディアン荒川が取材をした「キャリアアップナビ」記事が、宣伝会議「AdverTimes.」に掲載されました。

「自由な表現」の裏にある繊細な配慮——アメリカの広告業界で学んだこと

──郷司さんは、アメリカのパーソンズ美術大学を卒業後、そのままニューヨークのグラフィック広告の会社に就職されました。日本の広告業界との違いを感じたことはありますか?
アメリカ、とりわけ僕がいたニューヨークは自由なイメージが強いですよね。でも、表現においてはけっこう気を使う場面が多かったです。アメリカには本当にいろんな人がいて、文化も宗教も、価値観もばらばら。ですから、広告も、「みんなだいたい同じ感覚を持っている」という前提で制作することができません。誰が見ても違和感のないメッセージをつくるのが、すごく難しいんです。ですから、言葉の選び方、色使い、背景にある文化的な意味など、細かいところまで配慮しなければなりませんでした。アメリカの広告業界は、自由に見えて、実はすごく制約が多く、繊細なバランスを求められる世界でしたね。

──「サラダボウル」なんて言われますよね。
アメリカの広告業界をも象徴している言葉だと思います。いろんな人種や文化が共存している社会だからこそ、広告にも、その多様性がしっかり反映されていないといけません。


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荒川直哉
株式会社マスメディアン
取締役 国家資格キャリアコンサルタント
荒川直哉
マーケティング・クリエイティブ職専門のキャリアコンサルタント。累計4000名を超える方の転職を支援する一方で、大手事業会社や広告会社、広告制作会社、IT 企業、コンサル企業への採用コンサルティングを行う。転職希望者と採用企業の両方の動向を把握しているエキスパートとして、キャリアコンサルティング部門の責任者を務める。「転職者の親身になる」がモットー。
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キャリアアップナビ
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