「怒り」「暴力」「コロナ感染対策」をテーマにした宝島社の企業広告が新聞各社に掲載

宝島社は、2021年1月6日・7日付の新聞各紙に企業広告を掲載すると発表した。読売新聞に「君たちは腹が立たないのか。」、日本経済新聞に「暴力は、失敗する。」、また朝日新聞に「ねちょりんこ、ダメ 。」および別案を掲載する。

同社では、商品では伝えきれない ‟企業として社会に伝えたいメッセージ“を発信したいという思いで、1998年より企業広告を展開。例年さまざまなメディアやSNSで話題を集めてきた。

2021年は、「怒り」「暴力」「コロナ感染対策」のテーマで広告を制作。「怒り」をテーマにしたのは、「君たちは腹が立たないのか。」。世の中の理不尽に対して自分さえ我慢すればいいと思ってしまう人が多いなか、同調圧力に屈するのではなく、正しく怒りの声をあげることの大切さを伝えている。 「暴力」をテーマにした「暴力は、失敗する。」では、世界中で乱暴な力に苦しめられる人たちがいることに加え、パンデミックが重なった状況を取り上げた。一見、悲観的な状況ではあるが、歴史を振り返ることで、見えてくる希望もある。世界がこの先どこへ向かうのか、いま一度立ち返って考えるきっかけになればという思いで制作したという。 また、今年は「コロナ感染対策」をテーマとした広告も制作。生活が制限される日々のなかで、不用意な「濃厚接触」は避ける必要があることを、“ねちょりんこ” という言葉（造語）と北斎漫画で表現している。

スタッフリスト

「君たちは腹が立たないのか。」
企画：宝島社＋電通
エグゼクティブクリエイティブディレクター：古川裕也（電通）、磯島拓矢（電通）
コピーライター：上田浩和（電通）、小山佳奈（電通）
アートディレクター／プロダクトデザイナー：今井祐介（電通）

「暴力は、失敗する。」
企画：宝島社＋電通
エグゼクティブクリエイティブディレクター：古川裕也（電通）、磯島拓矢（電通）
コピーライター：橋本卓郎（電通）
アートディレクター：柴谷麻以（電通）

「ねちょりんこ、ダメ。」および別案
企画：宝島社＋ADK
＜共通＞
エグゼクティブクリエイティブディレクター：能丸裕幸（ADKクリエイティブ・ワン）
コピーライター／クリエイティブディレクター：三井明子（ADKクリエイティブ・ワン）
アートディレクター：副田高行（副田デザイン制作所）
デザイナー：綿田美涼
＜ねちょりんこ、ダメ。＞
原画／葛飾北斎『伝神開手 北斎漫画 』八編（部分）
画像提供：すみだ北斎美術館／DNPartcom