静岡新聞SBS(静岡新聞社と静岡放送)は、1月11日付の静岡新聞朝刊の11面から14面にかけて、企業広告を掲載した。
静岡新聞SBSが1月11日に出稿した新聞広告「静岡新聞SBSはマスコミをやめる。」。こちらは14面に掲載されたもの。
静岡新聞SBSが1月11日に出稿した新聞広告「静岡新聞SBSはマスコミをやめる。」。こちらは14面に掲載されたもの。
2021年に80周年を迎える静岡新聞社と来年70周年を迎える静岡放送の、企業変革の取り組みへの覚悟を表した内容だ。「静岡新聞SBSは、マスコミをやめる。」というコピーの背景には、「同じものを同時にたくさんの人に届けられる」とされる「マスコミ」ではなく、一人ひとりに向けたコミュニケーションを重視するユーザーファーストな企業に生まれ変わりたい、という意図が込められている。
同日11面に掲載された広告。
同日11面に掲載された広告。
11面には、「決」の字と、拇印を押しているかのようなイラストが。続く12面から13面には血判状のようなデザインで、同社で働く809人の社員一人ひとりの決意を実名とともに掲載している。
「静岡新聞SBS、決意の1万6千字」と表現し、同社で働く社員一人ひとりの実名と決意を掲載した。
「静岡新聞SBS、決意の1万6千字」と表現し、同社で働く社員一人ひとりの実名と決意を掲載した。
制作を手がけた電通のコピーライター 上田浩和氏は同広告について、「今年の静岡新聞SBSの企業広告は決意を発表する場になりました。『マスコミをやめる』とあえて大仰な言い方にしたのは、退路を断つため。一人ひとりの決意を実名とともに指紋のように並べ血判状風にしたのは、社内の思いをひとつにするため。細かいところですが、社長と新入社員の決意を隣同士にしたのは、立場を超えてやっていこうという思いから。現場の熱がなるべくそのままの温度で伝わるように工夫しました」とコメントしている。

スタッフリスト

クリエイティブディレクター:澤本嘉光
アートディレクター:窪田新
コピーライター:上田浩和
デザイナー:北中陽、中林裕希、三町綾
イラストレーター:平井利和
クリエイティブプロデューサー:有光孝文
アカウントエグゼクティブ:北澤太朗、井口彰人、松崎未希
画像処理:日庄