ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」が、さまざまな企業・サービスとのコラボレーション企画を展開している。

3月22日からスタートしたチームラボのイベント「チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木」では、TikTokがメインパートナーとして参画。高級な場所でアートを見るのではなく、「サウナによって”ととのう”ことで、来場者自身が最高級な状態になってアートを体験する」という新しい形の展覧会を実現している(詳細)。
人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズともコラボレーション。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開を記念して、3月23日から4月半ばまでの期間で展開している。このスペシャルコラボでは、TikTok内で動画テロップに使える「エヴァ フォント」や、エヴァの世界観を楽しむエフェクトが期間限定で実装される。

また、TikTok音楽ライブラリに主題歌『残酷な天使のテーゼ』をはじめとする公式楽曲が登場。エヴァンゲリオンシリーズの公式アンバサダーでもあり、『残酷な天使のテーゼ』を歌う高橋洋子さんの公式アカウントが期間限定で映画オフィシャルアカウントも兼任するほか、今後も映画の公開を盛り上げるさまざまな企画を予定している。
野球界からは、千葉ロッテマリーンズとプロ野球球団初となるハッシュタグチャレンジ「#千葉ロッテベストナイン選抜」を3月25日より展開する。このキャンペーンでは、TikTokアプリ内で、チーム・選手へのメッセージや応援歌など、応援する気持ちが伝わるあらゆる動画を募集。千葉ロッテマリーンズが審査員という立場になり、TikTokユーザーのなかから千葉ロッテマリーンズが選ぶベストナインを選抜する。ベストナインに選ばれたユーザーには、各打順の番号の称号や、開幕スタメン選手のサインボールがプレゼントされる。

同球団は、2020年3月よりTikTokのアカウント運用をスタートし、2021年3月24日現在で約37,000フォロワーまで成長している。2021年度シーズンは、TikTokとのアカウント運用における連携を強化し、TikTokを起点とした新規ファンの獲得を目指していくという。
昨今、TikTokの持つ影響力は勢いを増している。デジタルマーケティング事業を展開するTORIHADAが3月22日に発表した調査によると、調査対象となったTikTokを利用している10代~50代の男女のうち、3割以上が「TikTokをきっかけに実際に商品/サービスの購入や申し込みを行ったことがある」と回答している(詳細)。今後も、さまざまな企業・サービスとのコラボレーションに期待できそうだ。