7月2日にサービス開始8周年を迎えたメルカリは、1年のあゆみを振り返る「メルカリ サービス8周年」インフォグラフィックスを公開した。

カテゴリー別シェア:巣ごもり需要で「エンタメ・ホビー」が伸張

カテゴリー別シェアは、本・ゲーム・おもちゃといった商品を含む「エンタメ・ホビー」カテゴリーが昨年のシェア22%から5%伸張しトップシェアになった。たび重なる緊急事態宣言発出・外出自粛にともなう巣ごもり需要を受け、おうち時間を楽しむための「エンタメ・ホビー」カテゴリーの人気が高まっている。

世代別:購入カテゴリーTOP3

世代別の購入傾向をみても、「エンタメ・ホビー」カテゴリーの伸張が表れている。すべての世代で「エンタメ・ホビー」カテゴリーに含まれる「キャラクターグッズ」や「アイドルグッズ」が購入数TOP3にランクイン。10代から50代までは、いずれかが1位となっている。

一方で、60代以上においてはハンドメイドに使われる「生地・糸」が1位となった。この1年間は、特に高齢者にとって外出をともなう買い物へ行きづらい状況になったため、「メルカリ」を利用する60代以上のユーザーの間では、ちょうどいい量の素材を購入したり、お店では手に入りにくい掘り出し物の素材を購入したりするなど、ハンドメイドを楽しんでいたことが伺える結果に。

また、子育て世代の40代では2位に「参考書」がランクイン。休校にともなう子ども向け参考書需要の高まりが購入傾向にも表れている。

都道府県別一人当たりの年間購入金額TOP10

都道府県別一人当たりの年間購入金額は、2019年7月時点で2位だった「山梨県」は40,311円から16,201円上昇し、56,512円で3年ぶり1位となった。

また、2019年7月時点でTOP10圏外だった千葉県・茨城県・栃木県が新たにランクイン。新型コロナウイルス感染症拡大にともなう外出自粛の影響を強く受けた関東地方に集中していることがわかる結果に。

都道府県別一人当たりの年間販売金額TOP10

2019年7月時点で、4位だった東京都が1位に上昇。在宅時間が増えたことによる「家の環境を快適にしたい」という片付けニーズの高まりが影響したと考えられる。

リモートワークに関連する購入傾向

この1年間は、多くの人がリモートワークをはじめとする「ニューノーマルな働き方」を模索する年になった。そこでメルカリにおける「リモートワーク」「在宅勤務」「オンライン会議」「WEB会議」 をキーワードに含む商品の購入傾向をみたところ、購入数は昨年比約7倍に増加。そのほか、リモートワークに関連する商品の購入数をみると、タブレット・ノートPCは昨年同時期比約7倍、イヤフォンは約10倍になるなど、在宅勤務への対応が見受けられた。

おうち時間・巣ごもり生活に関連する購入傾向

次に、「おうち時間」「巣ごもり生活」をキーワードに含む商品の購入傾向をみたところ、購入数は昨年比約3倍に増加。そのほか、関連する商品の購入数をみると、ルームウェアは昨年比約7倍、植物・観葉植物は約6倍になるなど、外出自粛の最中でもおうち時間を快適に楽しむ工夫が伺える結果となった。