北陸工芸の祭典「GO FOR KOGEI 2021」が開催中! 各会場の作品画像が公開
北陸工芸プラットフォーム実行委員会は、富山・石川・福井の北陸3県を舞台にした北陸工芸の祭典「GO FOR KOGEI 2021」を2021年9月10日より開始した。同プロジェクトは、46組の作家・ディレクター・職人による2つの特別展と、工芸の産地を巡るプログラムで構成されており、10月24日まで実施される。
新型コロナウイルスの世界的流行により、これまで社会を支えてきた近代的な価値観や社会の在り方への見直しが迫られている。同プロジェクトは、日本の豊かな自然や風土、歴史を背景に生まれ、日本のものづくりを支えてきた「工芸」の概念を再考することで、新しい日常を切り開くことを目指している。
北陸3県で同時開催される2つの特別展を主軸に、内発的な工芸祭が行われる北陸の各地域をWebコンテンツの配信やスタンプラリーなどで結ぶ。北陸地域の「ネットワーク化」を推進することで、広域的なアートエリアを形成し、新たな北陸の魅力を国内外に発信することを目的としている。
■特別展Ⅰ:工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット
工芸、現代アート、アール・ブリュットの3者が織りなす創造的な時間と空間を、富山・石川・福井の重要文化財指定の歴史的建造物において45日間同時に展開する初めての試み。
工芸、現代アート、アール・ブリュットの世界で活躍する若手から実力派までの多様な20名のアーティストが参加し、文化財空間に呼応した工芸の概念を超えるスケールの大きな展示が見どころとなっている。技術力から解き放たれた工芸の新たな価値評価が提示されている。
【出品作家】
青木千絵、八田豊、伊藤慶二、九代岩野市兵衛、金重有邦、神代良明、桑田卓郎、牟田陽日、 中村卓夫、中田真裕、nui project(しょうぶ学園)、沖潤子、佐々木類、澤田真一、須藤玲子、 四代田辺竹雲斎、田中信行、田中乃理子、山際正己、横山翔平
■ 特別展Ⅱ:工芸×デザイン 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿
各界で活躍する13名のディレクターと、地域の伝統工芸を担う職人や個性的な工芸作家、生産者がチームを結成し、新たなプロダクトや活用例を生み出していくプロジェクト型の展覧会。
マーケティングに依らない、暮らしにこだわる個人の視点から「こんなものがあったらいいな」と思う生活道具を提案し、カテゴリーを越えた豊かな交流により、工芸とデザインの可能性を追求。展示では完成したプロトタイプのほか、アイデア・ノートやスケッチなど制作プロセスを辿れるドキュメントも公開している。
【出品作家】
原研哉×谷口製土所、細尾真孝×滝製紙所、稲葉俊郎×シマタニ昇龍工房、ブライアン・ケネディ×中田雅巳、皆川明×ピーター・アイビー、森義隆×富山ガラス工房、森岡督行×長田製紙所、中村弘峰×木田製陶、中田英寿×坂井直樹、鬼木孝一郎×竹俣勇壱、secca×山近スクリーン、シトウレイ×高橋悠眞、箭内道彦×東節子
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四代田辺竹雲斎「WORMHOLE」2021(勝興寺にて展示中)
北陸3県で同時開催される2つの特別展を主軸に、内発的な工芸祭が行われる北陸の各地域をWebコンテンツの配信やスタンプラリーなどで結ぶ。北陸地域の「ネットワーク化」を推進することで、広域的なアートエリアを形成し、新たな北陸の魅力を国内外に発信することを目的としている。
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工芸、現代アート、アール・ブリュットの3者が織りなす創造的な時間と空間を、富山・石川・福井の重要文化財指定の歴史的建造物において45日間同時に展開する初めての試み。
工芸、現代アート、アール・ブリュットの世界で活躍する若手から実力派までの多様な20名のアーティストが参加し、文化財空間に呼応した工芸の概念を超えるスケールの大きな展示が見どころとなっている。技術力から解き放たれた工芸の新たな価値評価が提示されている。
【出品作家】
青木千絵、八田豊、伊藤慶二、九代岩野市兵衛、金重有邦、神代良明、桑田卓郎、牟田陽日、 中村卓夫、中田真裕、nui project(しょうぶ学園)、沖潤子、佐々木類、澤田真一、須藤玲子、 四代田辺竹雲斎、田中信行、田中乃理子、山際正己、横山翔平
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左:須藤玲子「扇の舞」2021、右:中田真裕「AS IF」2021"
勝興寺(富山県高岡市)での展示風景
左:須藤玲子「扇の舞」2021、右:中田真裕「AS IF」2021
左:須藤玲子「扇の舞」2021、右:中田真裕「AS IF」2021
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右手前:沖潤子「Wrapping a bandage around my hand 01」2019 など"
那谷寺(石川県小松市)での展示風景
右手前:沖潤子「Wrapping a bandage around my hand 01」2019 など
右手前:沖潤子「Wrapping a bandage around my hand 01」2019 など
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左:九代岩野市兵衛「越前生漉奉書」2021、右:金重有邦「伊部大柱」2021"
大瀧神社・岡太神社(福井県越前市)での展示風景
左:九代岩野市兵衛「越前生漉奉書」2021、右:金重有邦「伊部大柱」2021
左:九代岩野市兵衛「越前生漉奉書」2021、右:金重有邦「伊部大柱」2021
各界で活躍する13名のディレクターと、地域の伝統工芸を担う職人や個性的な工芸作家、生産者がチームを結成し、新たなプロダクトや活用例を生み出していくプロジェクト型の展覧会。
マーケティングに依らない、暮らしにこだわる個人の視点から「こんなものがあったらいいな」と思う生活道具を提案し、カテゴリーを越えた豊かな交流により、工芸とデザインの可能性を追求。展示では完成したプロトタイプのほか、アイデア・ノートやスケッチなど制作プロセスを辿れるドキュメントも公開している。
【出品作家】
原研哉×谷口製土所、細尾真孝×滝製紙所、稲葉俊郎×シマタニ昇龍工房、ブライアン・ケネディ×中田雅巳、皆川明×ピーター・アイビー、森義隆×富山ガラス工房、森岡督行×長田製紙所、中村弘峰×木田製陶、中田英寿×坂井直樹、鬼木孝一郎×竹俣勇壱、secca×山近スクリーン、シトウレイ×高橋悠眞、箭内道彦×東節子
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左:皆川明×ピーター・アイビー「欠片が濾過する光の境界」、<br />
右:箭内道彦×東節子「Rock'n Roll Meets Kumihimo~LoveとPeaceを結ぶ組紐のGuitar Strap~」"
SKLo(石川県金沢市)での展示風景
左:皆川明×ピーター・アイビー「欠片が濾過する光の境界」、
右:箭内道彦×東節子「Rock'n Roll Meets Kumihimo~LoveとPeaceを結ぶ組紐のGuitar Strap~」
左:皆川明×ピーター・アイビー「欠片が濾過する光の境界」、
右:箭内道彦×東節子「Rock'n Roll Meets Kumihimo~LoveとPeaceを結ぶ組紐のGuitar Strap~」
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左上:シトウレイ×高橋悠眞「re-LIFE」、左下:secca×山近スクリーン「印判手再考」、<br />
右:中田英寿×坂井直樹「使いやすく美しいすき焼き鍋」"
Noetica(石川県金沢市)での展示風景
左上:シトウレイ×高橋悠眞「re-LIFE」、左下:secca×山近スクリーン「印判手再考」、
右:中田英寿×坂井直樹「使いやすく美しいすき焼き鍋」
左上:シトウレイ×高橋悠眞「re-LIFE」、左下:secca×山近スクリーン「印判手再考」、
右:中田英寿×坂井直樹「使いやすく美しいすき焼き鍋」