道頓堀商店会、JTB、大阪観光局が発起人となって設立された道頓堀ナイトカルチャー創造協議会は、大阪・関西万博が開催される2025年に向けて、最先端テクノロジーを活用し、大阪・道頓堀の観光DX化を目指した実証実験を開始する。
第一弾として、12月7日から12月26日の間、国内の商店街では初の顔認証決済やAR技術などの活用によって回遊・消費促進を図るイベントを実証実験として開始。本イベントでは、パナソニック・パナソニック システムソリューションズ ジャパンと共同で提供するアプリにて、非接触での顔認証決済やスタンプラリー、バーチャル商店街の回遊体験が可能だ。参加者は実証アプリの事前登録を完了することで、「飲食」「物販」「エンタメ・伝統芸能」「アクティビティ・体験」の4ジャンルからなる参加店舗での顔認証決済やARフォトウォーク参加が実施できる。

また、提供サービスの一つである「バーチャル商店街」では、参加店舗の店内の様子や有用な情報を事前に確認することができ、CGで再現された大正時代の道頓堀の街並みを回遊することも可能だ。来訪前にリアリティのある下見の実施や背景を知ることができるなど、観光の新たな楽しみ方が提供されている。
今後、同協議会は、道頓堀のエリア各所にXRデジタルコンテンツの仕掛けを組み込み、来訪者しか体験できない、リアルとバーチャルが融合した新たなエンタメ体験や情報発信を展開していく予定だ。エリア全体の来訪価値や回遊性の向上を図っていく。