ヤフー、2021年度上半期に約5,700万件の広告素材を非承認に
ヤフーは12月7日、広告サービス品質向上のための審査実績をまとめた2021年度上半期(2021年4月1日~9月30日)の「広告サービス品質に関する透明性レポート」を公開した。2021年度上半期は約5,700万件の広告素材をYahoo! JAPANが定めた基準に抵触する素材として非承認とした。
同レポートは、広告主や広告会社、広告配信パートナーが、Yahoo! JAPANの広告サービスを安心して利用できること目的に公開しており、今回で4回目となる。2021年度上半期は、2020年度下半期と比較して「薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品」や「最上級表示、No.1表示」、「ユーザーの意に反する広告の禁止」の掲載基準での非承認数が増加し、また「ユーザーの意に反する広告」では、リンク先サイトが正しく表示されず非承認としたケースが目立ったと報告している。
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また、広告配信面においても厳正に審査しており、2018年10月にアドフラウドへの対策を強化し、約5,900件の広告配信を停止。また、2019年5月には 「広告品質における3つの価値と6つの対策項目の定義」や、アドフラウド排除とブランドセーフティ確保を強化するリアルタイム不正解析機能の導入を行うなど、不正広告対策において、これまでにさまざまな取り組みを実施している。
ヤフーは、「情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。」をミッションに掲げ、今後も同レポートの定期的な公開や、審査・パトロールの強化、審査の透明性の担保や機能拡充・改善を行うことで、広告主や広告会社、広告配信パートナーが安心して活用できるプラットフォームを目指す考えだ。