商品流通プラットフォームを展開するオークファンでは、2021年の1年間、ショッピング・オークション市場において取引が活発だった商品を調査した。

【2021年売れたもの5選】
ホットプレート
コロナ2年目となった2021年、家庭で楽しめるホットプレートが引き続き人気商品に。子どもと一緒に楽しめたり、時短で美味しく調理できたりすることから、人気が高まった。ネット上にはホットプレートを使用したレシピも多く公開されており、おうち時間を楽しむ工夫をしている家庭が多くみられた。
■オートミール
2019年と比較すると、約4倍にも取引数が増加した。オートミールとはオーツ麦を脱穀して調理しやすく加工した食品で、低カロリーながらカルシウムや鉄分、ミネラルなどの栄養が豊富のため健康的な食事として人気がある。コロナをきっかけに健康志向・美容志向が高まったことで、オートミールの人気にも火が付いたと考えられる。
■防災関連グッズ
2021年3月は東日本大震災からちょうど10年という節目の年であった。また10月には首都圏では約10年ぶりとなる最大震度5強の地震が発生し、交通機関にも影響が生じた。2021年は多くの人にとって、改めて震災を見つめ直す年になったと考えられる。なお市場では、家具転倒を防止する耐震グッズや避難時のヘルメット、防災グッズ一式のセットなどの取引が活発となった。
■シティポップのアナログレコード
2020年にオープンした渋谷の「渋谷横丁」や2021年にリニューアルした西武園ゆうえんちの昭和エリアは日々多くの若者で賑わい、「昭和レトロ」の人気が高まった。特にショッピング・オークション市場においてはシティポップのレコードが人気で、2021年の取引数は1年前と比較し約1.4倍の伸びを記録した。
ゴルフクラブ
なるべく密閉空間は避けたいコロナ禍において、屋外で楽しめるスポーツとしてゴルフを始める人が急増。コロナ2年目に突入した2021年も、その人気は継続している。4月には松山英樹選手がマスターズで優勝、日本人初のメジャー制覇となったことが連日大々的に報道され、ゴルフの注目度が一気に高まったと考えられる。