九州・山口各県知事および経済界代表で構成される九州地域戦略会議は、夫婦で協力して家事をすることを呼びかけるため、佐賀県知事・宮崎県知事・鹿児島県知事が「見えない家事」を体験する動画「知事 家事 チャレンジ」を公開した。
2020年に同会議が実施した調査では、男女における家事時間について、女性が男性よりも平日で4.5倍、休日で3.2倍と、圧倒的に女性の負担が大きいことが判明。また、夫婦間での家事・育児時間に対する認識にも大きなギャップが存在し、夫が想像している以上に、妻は家事・育児に従事しているという現実が明らかとなった。こうした状況を改善すべく、同会議は「九州・山口 共家事推進プロジェクト」を始動。今回の動画公開にいたったという。

動画では、佐賀県・宮崎県・鹿児島県の3人の知事たちが数々の「見えない家事」を体験。その大切さや大変さを痛感し、日頃の妻への感謝の言葉が自然にこぼれ、最後は夫婦で共に協力して家事に取り組む「共家事(ともかじ)」宣言を行う。
なお、同会議は、2016年秋にも、佐賀県知事・宮崎県知事・山口県知事が妊婦さんの大変さを自ら体感し、夫による育児や家事サポートの大切さを発信する動画「知事が妊婦に」を公開しており、「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2017」では「総務大臣賞・ACC大賞」を受賞するなど、大きな反響を呼んだ。