20代~50代の40.9%が「独立開業に関心あり」【Dai調べ】
Daiは、「独立開業に関する意識」に関するアンケート調査を実施した。
同リポートでは、1月、全国の20代から50代の男女2206人を対象に独立開業の関心度に関する質問を行い、そのうち独立予定・独立に関心があると回答した527人を対象に詳しい調査を実施した。新型コロナウイルス流行の長期化により、働き方が大きく変化を続けるなか、人々の働き方の意識はどのように変化しているのだろうか。
独立に関心はありますか?
全国20代から50代の男女2206人に対して独立への関心について聞いた質問では、独立済みと回答した人を含め、コロナ禍という特殊な期間ではあるものの40.9%が独立に関心を持っているということがわかった。
さらに同結果を男女年代別で比較したところ、男性については全年代で「独立に関心がある」という回答の割合に大きな変化が見られない一方で、「既に独立済み」という回答は20代の8%に対し、50代では17.3%と、年代が高くなるにつれて増加傾向にあることがわかった。
女性については、男性と異なり年代が高くなるにつれて、「独立に関心がある」という回答割合が減少傾向にあり、「既に独立済み」という回答も少なくなっていることがわかっている。一方で、20代においては男性よりも女性の方が僅かながら独立への関心が強いこともわかっている。
以下は「独立予定」「独立に関心がある」と回答した20代~50代の男女527人を対象にした調査結果である。
独立に関心があると回答した人の属性
独立を検討している・関心があると回答した男女527人の属性は以下の通り。年代別の割合は、20代26%、30代27.5%、40代26.6%、50代19.9%。男女比率は男性71.5%、女性28.5%。それぞれの年収・職業については下記のとおり。
独立予定である理由・独立に関心を持っている理由
独立を検討している/独立に関心がある理由についての質問では、40代女性を除く全年代で「収入を増やしたい」が一番の理由として回答された。40代女性に限っては、「未経験ジャンルに挑戦したい」が最も多い結果となった。
独立を考えている業種
「独立する業種は決めていますか?」という質問では、75%と多くが「業種を決めている」という回答となっている。
男女年代別で検討中の業種を比較したところ、男性の場合「小売」「飲食」「IT・通信」が全年代で多くの回答を集めた。女性の場合も「小売」「飲食」は人気を集める結果となっているが、「IT・通信」の回答は男性と比較すると回答数が少ない結果となった。また、飲食と回答した人の特徴として、コロナ禍で市場の拡大を続ける「テイクアウト・デリバリー」を含む中食業態を検討しているという回答が多く見受けられた。
その他の回答としては、農家、不動産仲介業、古着屋、障害者福祉事業などが見られた。
独立の資金はどのように考えていますか?
「独立の資金はどのように考えていますか」という質問では、「融資(借り入れ)を予定」という回答は、男女ともに若年層に多く、年代があがるにつれて減少傾向にあることがわかった。一方の「金額によっては融資を検討」については一部変動はあるものの、男女の全年代で大きな変化は見られなかった。
独立に関して不安に感じていること
「独立に関して不安に感じていること」の質問では、男女の全年代で「事業の継続性」という安定した収入を見込めるのかに多くの回答が集まった。また、「不安は特にない」という回答にも同様に多くの回答が集まり、多いのではと予想された「コロナの影響」については一定の回答はあったものの、割合としては非常に少ない結果となった。
独立に向けて現在取り組んでいること
「独立のために現在取り組んでいること」についての質問では、男性の場合年代別の結果に大きな差はなく、各回答それぞれ均等に票を集める結果となった。女性については、年代別で回答が大きく異なり、年代が上がるにつれて「情報収集」の回答が増加する一方、「資金調達」については、年代があがるにつれて回答が少なくなっている。また「独立に関心がある」程度の人であっても、回答者の多くが独立に向けてさまざまなことに取り組んでいることを回答し、「取り組んでいることは特にない」という選択肢は少ない回答数となった。
まとめ
1月に実施した「独立に関する意識調査」の結果では、男女2206人の回答者のうち約4割が「独立に関心がある」と回答。現在「独立に向けて動いている」「関心を持っている」と回答したのは20代が最も多く、「既に独立している」と回答したのは50代が最も多い結果となった。
独立を検討する理由については、男女共に全年代共通で「収入を増やしたい」が多くの回答を集めた。一方で、独立を検討する人が不安に感じていることは、「事業の継続性」や「安定した収入を得られるかどうか」という点であった。実際に「事業を継続させること」は起業を続けていくうえで最も難しい点であり、長期スパンでの計画をしっかりと立てることが重要となる。まだ明確な独立ビジョンを持っていない場合などはフランチャイズでの開業も視野に入れることで「事業の継続性」という点をカバーしながら“経営者”として新たなチャレンジを行うことが可能であるといえる。
調査概要
調査方法:ネットリサーチでのアンケート調査
対象人数:2206人
実施日:1月14日~26日
同リポートでは、1月、全国の20代から50代の男女2206人を対象に独立開業の関心度に関する質問を行い、そのうち独立予定・独立に関心があると回答した527人を対象に詳しい調査を実施した。新型コロナウイルス流行の長期化により、働き方が大きく変化を続けるなか、人々の働き方の意識はどのように変化しているのだろうか。
独立に関心はありますか?
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女性については、男性と異なり年代が高くなるにつれて、「独立に関心がある」という回答割合が減少傾向にあり、「既に独立済み」という回答も少なくなっていることがわかっている。一方で、20代においては男性よりも女性の方が僅かながら独立への関心が強いこともわかっている。
以下は「独立予定」「独立に関心がある」と回答した20代~50代の男女527人を対象にした調査結果である。
独立に関心があると回答した人の属性
独立を検討している・関心があると回答した男女527人の属性は以下の通り。年代別の割合は、20代26%、30代27.5%、40代26.6%、50代19.9%。男女比率は男性71.5%、女性28.5%。それぞれの年収・職業については下記のとおり。
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独立を考えている業種
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その他の回答としては、農家、不動産仲介業、古着屋、障害者福祉事業などが見られた。
独立の資金はどのように考えていますか?
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独立に関して不安に感じていること
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独立に向けて現在取り組んでいること
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まとめ
1月に実施した「独立に関する意識調査」の結果では、男女2206人の回答者のうち約4割が「独立に関心がある」と回答。現在「独立に向けて動いている」「関心を持っている」と回答したのは20代が最も多く、「既に独立している」と回答したのは50代が最も多い結果となった。
独立を検討する理由については、男女共に全年代共通で「収入を増やしたい」が多くの回答を集めた。一方で、独立を検討する人が不安に感じていることは、「事業の継続性」や「安定した収入を得られるかどうか」という点であった。実際に「事業を継続させること」は起業を続けていくうえで最も難しい点であり、長期スパンでの計画をしっかりと立てることが重要となる。まだ明確な独立ビジョンを持っていない場合などはフランチャイズでの開業も視野に入れることで「事業の継続性」という点をカバーしながら“経営者”として新たなチャレンジを行うことが可能であるといえる。
調査概要
調査方法:ネットリサーチでのアンケート調査
対象人数:2206人
実施日:1月14日~26日