サニーサイドアップグループは、社会の潮流に合わせたメンバーの声に応え、3月2日から同社独⾃の福利厚⽣制度「32の制度」をアップデートする。不妊治療の保険適用拡大に伴う助成金ルール変更に合わせ、卵子凍結補助を含む「Dear WOMAN」制度を拡大し、「AMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)」(卵巣の予備能卵巣の中に残っている卵胞の数の目安を反映する血液検査)の費用補助制度を導入し、女性の“自分自身のカラダに向き合うきっかけづくり”の啓発を推進していくとしている。今後も「32の制度」の内容は、多様化する働き方に合わせてメンバーの声を反映して更新していく予定だ。

「32の制度」アップデートポイント~「失恋休暇」や「卵子凍結補助」など独自の福利厚生

1.  “プレコンセプションケア”をあたりまえに。AMH検査の費用補助を福利厚生に導入(4月から施行予定)
同社では、2015年7月に「Dear WOMAN」制度を制定し、国内の民間企業で初めて「卵子凍結補助」を福利厚生に導入。渋谷区の条例改正に先駆け制定した「パートナーシップ」制度では、同性婚および事実婚を行ったメンバーにも結婚休暇などの権利を付与するなど、ダイバーシティ&インクルージョンの精神を体現する「一人ひとりが自分らしく働ける環境づくり」を推進してきた。

そして今回、「Dear WOMAN」制度を拡張する形で「AMH検査補助」を導入。不妊治療を行っていない人にとっても、自分自身のカラダを知り労わる「プレコンセプションケア(妊娠を計画している女性だけではなく、すべての妊娠可能年齢の女性にとって大切なケア)」があたりまえの世の中になるよう、すべての女性メンバーのライフプランを考える機会を創出していく。

2. ダイバーシティ&インクルージョンを体現する企業として、SDGs・LGBTQ+の観点から制度名を一新
同社では、代表取締役次原悦子氏が「経団連ダイバーシティ推進委員会」の委員長を務めるなど、ダイバーシティ&インクルージョンを体現する企業として活動を推進している。こうした背景のもと、「一人ひとりが自分らしく働ける環境づくり」を目指すべく、メンバー同士で結婚し2人目以降の子供が産まれたら都度100万円支給する「サニーベイビー」制度に加え、今後新たに「子育て支援」制度を追加予定。男女問わずシッター費用補助を利用可能にするなど、社内婚・社外婚・事実婚といった形式を問わず、あらゆるスタイルでの子育て支援の実現を目指すとしている。

また、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から、これまでの「オトコドアップ」「オンナドアップ」制度は名称と内容を変更。そのほか、オリジナルエコバッグ・マイボトル等を制作し、個人ごとに取り組む“環境にやさしいアクション”を取り入れやすくする「サステナブル支援」制度、メンバー同士のシェアリングエコノミー(個人の所有物を無駄にならないように共有すること)をサポートする「サニカリ」制度を新設。オフィス内のセントラルキッチンを活用した制度として、同社オフィス利用者に“卵かけごはん”を無料提供し歓迎する「TKG制度」を追加した。

“たのしく働き、たのしく生きる”ための独自の福利厚生「32の制度」とは

「たのしいさわぎをおこしたい」のスローガンに基づき2011年に制定された独自の福利厚生制度。「たのしいさわぎ創造⽀援」「恋愛勝負休暇」「失恋休暇」「誕生日休暇」「幸せは歩いてこない」など、同社らしさが盛り込まれた制度で構成されている。時代の潮流にあわせて適宜アップデートを図っており、「一人ひとりが自分らしく働ける環境づくり」を推進していく。

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