TikTokが運用型広告分析、効果的なクリエイティブのポイントを公開【TikTok for Business調べ】

TikTok for Businessでは、2021年10月1日～2022年1月14日の日本でのTikTokにおけるEC業界の運用型広告を分析。この結果をもとに動画広告の活用において、より効果を高めるポイントをまとめた「TikTok運用型広告クリエイティブTips ～EC業界～」を公開した。 今回の調査では、個々の広告において、特にパフォーマンスが良かったクリエイティブの要素を抽出し、分析している。動画が継続的に視聴された広告を「視聴率が高い広告」と定義し、そのパフォーマンスに効果的だったクリエイティブには、さまざまな要素において特徴があることが発表された。

効果的な動画広告の特徴

■動画内容の形式、音声
画像だけでなく、動画を入れることで、2秒視聴率が293.5%、6秒視聴率が379.8%高い。 ■動画の登場物人
冒頭から人物が登場する動画は、登場しない動画に比べて、2秒視聴率が160.2%以上、6秒視聴率が171.0%以上高い。 ■動画での商品紹介
商品紹介のタイミングとして、商品要素の登場が動画開始から6秒以降の動画は、冒頭から6秒までの間に商品要素が登場する動画に比べて、2秒視聴率が135.1%、6秒視聴率が169.8%高い。 ■動画での表現方法
「◯◯なあなた」「◯◯になりたい人」のように、広告ターゲットに向けた呼びかけがある動画は、呼びかけがない動画に比べて、2秒視聴率が108.2%、6秒視聴率が165.3%高い。 ■動画の尺
動画の尺としては、45秒以上の動画は、45秒未満の動画に比べて、2秒視聴率が122.9%、6秒視聴率が108.7%高くなっており、「45秒以上の尺」の動画の効果が高いことが見受けられる。

CTRが高いクリエイティブの特徴

CTRが高い広告において、CTRにプラスの影響を与えるクリエイティブには、「登場する商品」「内容表現」において、いくつかの特徴が見られた。

■動画での商品紹介
動画開始6秒から15秒の間に商品要素を表示させる動画は、6秒未満の動画、15秒以上の動画のどちらの動画と比べても、CTRが113.0%高くなっている。「商品要素は、動画開始6秒から15秒の間に表示させる」ことが効果的と言える。 ■動画での表現方法
動画での表現方法で効果的な手法のひとつは、「限定要素を入れる」ことであり、「今なら◯◯円」「今だけ◯%OFF」のような限定要素がある動画は、限定要素がない動画に比べて、CTRが220%高い。