リサーチPR「リサピー®️」を運営するIDEATECHは、「ベンチャー企業のPR・広告施策の実態」に関する実態調査を実施した。本調査は、従業員数50名位以下のベンチャー企業のマーケティング担当者105名を対象に、6月22日から24日の間、インターネット調査にて行われた。

本調査では、広告予算にかける金額、マーケティング施策、企業におけるPRの重要性など、7つの質問から見えてくるPRのカギを探る。調査サマリーと調査結果は、以下の通り。

【調査サマリー】
【調査結果】

■広告予算、「100万円以上」が36.2%
予算について質問したところ、広告予算は「10万円以下」が17.1%、「101~500万円」が16.2%という回答となった。広告に「100万円以上」の予算にかけているのは36.2%にとなっている。また、PR予算についても質問したところ、「10万円以下」が21.0%、「51~100万円」が15.2%、「101~500万円」が15.2%という回答がみられた。広告と比べると、「100万円以上」の予算をかけているのは26.6%と低い回答となっている。
■マーケティング施策として、半数以上が「広告」より「PR」を重視
Q1かつQ2で「実施していない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、マーケティング施策として、現在「PR」と「広告」のどちらを重視しているかと質問したところ、「PR」が9.3%、「どちらかといえばPR」が43.0%という回答となった。マーケティング施策において、半数以上が「広告」より「PR」を重視していることがわかる。これは、「広告」の方が大きな予算が必要となることも影響していると考えられる。
■PRのメリット、「長期的な自社のブランディングに繋がる」が41.0%で最多。広告では「購買(CV)に直結する」が40.0%。
PRのメリットについて質問したところ、「長期的な自社のブランディングに繋がる」が41.0%、「コスト(費用)をかけずに取り組むこともできる」が35.2%、「多くの消費者へアプローチできる」が33.3%という結果となった。また、広告については、「購買(CV)に直結する」が40.0%、「ターゲットを絞って配信できる」が38.1%、「少額からでも実行可能」が36.2%という声が上がっている。

■約7割が、今後(今以上に)PRに注力していきたいと回答
なお、PRについての姿勢を問う質問では、注力したいと「強く思う」が20.0%、「少し思う」が49.5%という回答が得られた。コロナ禍、インターネット活用の急速な普及で、今までとは違うマーケティング施策を探しす企業も多いとされている。今回の調査結果からも、比較的大きな予算が必要な広告と比較し、PRへの注目が高まっていると言える。