永谷園は、看板商品「お茶づけ海苔」が今年で発売70周年を迎えたことを記念し、1997年に放映された「ただいまお茶づけ中」篇のCMのリバイバル放映を9月9日より開始した。
お茶づけ海苔「ただいまお茶づけ中」篇より
お茶づけ海苔「ただいまお茶づけ中」篇より

電話のベルが鳴るなか、一心不乱にお茶づけを食べ続けるCMは、「あの男性はいったい誰なのか?」「どうやら永谷園の社員らしい…」など、さまざまな憶測が飛び交うほど放映当初から大きな話題となったという。CMに抜擢されたのは、広告代理店勤務でタレントの代役としてデモンストレーションに出演していた松村雅史さん。演技経験のない、いわば“素人”だった彼の“食べっぷりのよさ”が当時の社長・永谷栄一郎氏(現・永谷園HD会長)の目に留まり、そのままCMへの出演が決定。「ただいまお茶づけ中」のCMが完成した。

永谷園は、「お茶づけ海苔」が発売70周年を迎えた今年、それまでの同社CMのイメージを変えたこのCMを当時のまま放映することで、令和になったいまだからこそ感じられる懐かしさや目新しさなど、“お茶づけの魅力”を改めて伝えていきたい考えだ。