キーワードは「攻めの安近短」、生活者が選ぶ「2023年ヒット予想」ランキング発表【博報堂生活総合研究所調べ】
博報堂生活総合研究所は、10月26日、生活者が選ぶ「2023年 ヒット予想」をまとめ、発表した。同調査では、まず新聞・雑誌・Webなどから、今年生活者が関心を示した世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツ、出来事などを収集。そのうち80項目について、首都圏、京阪神圏の15~69歳の男女1008人を対象に、9月20日から26日の間、インターネット調査にて実施された。
今回の「2023年 ヒット予想」調査から、2023年のヒット予想として生活者が選んだのは、1位「国内旅行」、2位「有料動画配信サービス」、3位「フードロス削減」。ポストコロナ生活を楽しむための手頃で身近な商品・サービスとなった。
また、今回の調査結果から、同レポートでは「生活者が日常を守りつつ、楽しみ攻める意識も併せ持っていることがみえてきた」と分析している。ヒット予想の上位を見ると、まずは「安 (安価や安心)」「近 (近場、身近にあるもの)」 「短(短時間・手軽に情報や成果を得やすいもの)」 から自ら関わり、試し、体験していきたいという積極的な姿勢や思いがうかがえると言及した。ランキング分析による「攻めの安近短」の4分野の詳細は以下の通り。
昨今の物価高騰を受け、節約したいとの理由で「フードロス削減」(3位)、「節電グッズ」(5位)を挙げる人が多くみられた。単に安くするだけでなく、同時に社会問題解決にも目配りができるという点で攻めの「安(安価)」という姿勢が感じられる結果となっている。
「EV(電気自動車)」(9位)も環境への配慮だけでなく、ガソリン価格の高騰の影響や低価格化による普及への期待がみられる。「300円以上の商品も豊富な100円ショップ」(10位)には、物価高騰のなかで低価格・高品質な商品への評価と期待を感じているようだ。
■攻めの「安(安心)」
「オンライン診療」(4位)は便利でまだまだ広がるとの期待がみられている。「若年層の投資教育」(11位)、「認知症保険」(28位)は人生100年時代への備えとして、 「アプリ婚」(28位)は出会いの機会や相性への不安を回避する手段として、新しい安心のよりどころを模索する姿勢とも言える。
「サービスロボット」(12位)、「男性も日傘」(16位)、「空調服」(18位)も人手不足や気候、美容への不安に対し新しい対処や習慣による攻めの姿勢としてとらえられた結果だ。
■攻めの「近 (近場、身近)」
1位は「国内旅行」。「ジブリパーク」(12位)、「ディズニーシー・ファンタジースプリングス」(18位)、 「ウォーキング・アプリ」(17位)など“まず近場から”の積極的な行動を感じさせる項目が上位に入っている。
「有料動画配信サービス」(2位)、「eスポーツ」(5位)、「メタバース」(15位)も近い=自宅や手元で楽しめるデジタル・ネット領域の項目だ。
■攻めの「短(短時間、手軽)」
動画大手の参入もあり「ショート動画」(8位)への期待が高まっている。「倍速視聴」(28位)、「TVer」(18位)など時間効率を高める項目も上位に。「バラエティ自販機/無人販売所」(23位)、「冷凍食品専門店」(26位)、「カプセル・トイ」(28位)など、手軽に驚きや美味しさを味わえる商品・サービスも上位に入った。いずれも従来の生活スタイルを変えるような攻めの「短」に生活者が注目していることがうかがえる。
今回の「2023年 ヒット予想」調査から、2023年のヒット予想として生活者が選んだのは、1位「国内旅行」、2位「有料動画配信サービス」、3位「フードロス削減」。ポストコロナ生活を楽しむための手頃で身近な商品・サービスとなった。

ランキング分析による「攻めの安近短」の4分野
■攻めの「安 (安価)」昨今の物価高騰を受け、節約したいとの理由で「フードロス削減」(3位)、「節電グッズ」(5位)を挙げる人が多くみられた。単に安くするだけでなく、同時に社会問題解決にも目配りができるという点で攻めの「安(安価)」という姿勢が感じられる結果となっている。
「EV(電気自動車)」(9位)も環境への配慮だけでなく、ガソリン価格の高騰の影響や低価格化による普及への期待がみられる。「300円以上の商品も豊富な100円ショップ」(10位)には、物価高騰のなかで低価格・高品質な商品への評価と期待を感じているようだ。
■攻めの「安(安心)」
「オンライン診療」(4位)は便利でまだまだ広がるとの期待がみられている。「若年層の投資教育」(11位)、「認知症保険」(28位)は人生100年時代への備えとして、 「アプリ婚」(28位)は出会いの機会や相性への不安を回避する手段として、新しい安心のよりどころを模索する姿勢とも言える。
「サービスロボット」(12位)、「男性も日傘」(16位)、「空調服」(18位)も人手不足や気候、美容への不安に対し新しい対処や習慣による攻めの姿勢としてとらえられた結果だ。
■攻めの「近 (近場、身近)」
1位は「国内旅行」。「ジブリパーク」(12位)、「ディズニーシー・ファンタジースプリングス」(18位)、 「ウォーキング・アプリ」(17位)など“まず近場から”の積極的な行動を感じさせる項目が上位に入っている。
「有料動画配信サービス」(2位)、「eスポーツ」(5位)、「メタバース」(15位)も近い=自宅や手元で楽しめるデジタル・ネット領域の項目だ。
■攻めの「短(短時間、手軽)」
動画大手の参入もあり「ショート動画」(8位)への期待が高まっている。「倍速視聴」(28位)、「TVer」(18位)など時間効率を高める項目も上位に。「バラエティ自販機/無人販売所」(23位)、「冷凍食品専門店」(26位)、「カプセル・トイ」(28位)など、手軽に驚きや美味しさを味わえる商品・サービスも上位に入った。いずれも従来の生活スタイルを変えるような攻めの「短」に生活者が注目していることがうかがえる。