SimilarWeb Japan(以下、シミラーウェブ)は、1月26日、10業界から2022年に最もウェブサイトのトラフィック成長が大きかった10ドメインを「Digital-100 2023」として発表した。同調査では、Webサイトパフォーマンスの観点で最も急速に成長しているデジタル企業であると推定している企業を発表している。日本内のデスクトップおよびモバイル、Web、インターネットユーザーからのトラフィックに基づき、2021 年に年間を通じて公開された中で、2022年に月平均10万回以上のアクセスがあったデジタルドメインを対象に調査している。

10の業界カテゴリにおける前年比成長率が最も大きかったWebサイト

  • 旅行&観光tabikobo.com(+186%)
    未だコロナ禍からの回復途上にある旅行業だが、国内旅行の需要が高い状況が続く。ランキング1位のtabikobo.comでも、海外旅行比率の高かった2018年には至っていない。
     
  •  動画配信サービスdisneyplus.com(+652%)
    ランキング1位はdisneyplus.comとなり、2位のcontents-abema.com(+320%)に大きく差を付けた。
     
  • 教育&資格 kimini.online(+720%)
    不確実性の時代に語学習得へのニーズが高まり、英語を中心とした語学教育サイトが上位を占めた。特にランキング1位の学研によるkimini.onlineは、サービス開始から2年で驚異的な成長を遂げた。
     
  • ファッション&アパレルshein.com(+707%)
    中国発のファストファッションブランドshein.comが突出した成長率でNo.1となった。
     
  • 自動車honda.com(+33%) 苦戦が続く自動車産業では、American Honda Motorのhonda.com(+33%)が1位となった。しかし、90%がダイレクトアクセスで、インターナルなアクセスが増加したことがわかる。
     
  • 求人&就職支援acaric.jp(+228%)
    大学院生・理系学生に特化した就活サイトのacaric.jpが成長率で首位となり、求職者の専門性やワークスタイルに即した特徴ある求人・就職支援サービスが上位を占めた。
     
  •  コンシューマーエレクトロニクスecovas.com(+133%)
    巣ごもり需要が継続し、生活家電が上位を占めた。中国のロボット掃除機メーカーのecovas.com(+133%)がランキング1位となった。
     
  • eコマースdaisonet.com(+249%)
    100円ショップとして実店舗チャネルでも抜群の知名度を誇るダイソーのdaisonet.com(+249%)が圧倒的なオーガニック検索量で成長率1位となった。
     
  • 金融サービスfxgt.com(+1753%)
    魅力あるキャンペーンでfxgt.com(+1753%)が驚異的な成長を遂げランキング1位となった。同サイトは魅力的な優遇施策が特徴で、ディスプレイ広告やリファラルキャンペーンでアグレッシブに訴求することでアクセスを伸ばした。
     
  • ビジネスサービス narvar.com(+414%)
    2021年に日本でサービスを開始した、ECにおける購入後の買い物体験を向上するためのSaaSプラットフォームを提供するnarvar.com(+414%)が急成長し、1位獲得となった。