日本インフォメーションは、食品飲料品の購入実態、時間の使い方、消費行動などの幅広い項目について、意識や行動に関して聴取したインターネット調査のデータをもとに、多様な顔を持つZ世代の特徴を5つのクラスターに分類し、それぞれの考察を発表した。
この考察は、2022年3月31日から4月4日にかけて、日本全国の男女16~49歳を対象に行なったクローズドモニターへのインターネットリサーチの結果3600サンプルをもとにした定量調査と、5つのクラスターに分類される男女1名ずつへのオンラインデプスインタビューによる定性調査からまとめたものだ。5つのクラスターと特徴の考察は以下の通り。

多様なZ世代を分類化するクラスター分析とは

今回の調査で実施したクラスター分析は「基本的志向」「情報行動」「生活スタイル」「消費行動」など約20項目の質問から、日本インフォメーションが独自で分類したZ世代の志向クラスターとなっている。普遍的な価値観などの項目も加えており、時代の変化はあっても大きく変化することがなく、以下の5つのクラスターが抽出されている。

各クラスターの特徴

Z世代の抽出された各クラスターについては、その多様性を確認すべく、主に「人間関係/気持ち」「SNSの使い方」「食事・食生活について」「時間・過ごし方」「お金の使い方」「美意識/メイク・スキンケア」の6つの分析視点にて、特徴を確認した。以下順番にクラスターごとの特徴を紹介する。
【男性】協調性クラスター(男性内構成比23.9%)
【女性】協調性クラスター(女性内構成比25.9%)
【男性】先進性クラスター(男性内構成比15.2%)
【女性】先進性クラスター(女性内構成比14.2%)
【男性】個性系クラスター(男性内構成比22.9%)
【女性】個性系クラスター(男性内構成比18.8%)
【男性】伝統系クラスター(男性内構成比13.6%)
【女性】伝統系クラスター(女性内構成比15.0%)
【男性】普通系クラスター(男性内構成比24.4%)
【女性】普通系クラスター(女性内構成比26.1%)