小田急電鉄は、4月6日から電車内での子育てにまつわる心温まるエピソードを漫画仕立てにして、通勤車両でポスター掲出を展開していく「温もりを通わせる子育て応援車」を開始する。
同社では、子育て応援ポリシーのもと、子どもや子育て世代が小田急線を安心して、気軽に利用できるよう「小児IC運賃全区間一律50円化」や「小田急の子育て応援車」を導入するなど、鉄道会社ならではの取り組みを推進している。

「温もりを通わせる子育て応援車」は、子育て世代の電車移動における困りごと・悩みごとを取り上げ、小田急線に乗車するすべての人たちに温かく優しい気持ちをポスターにして届ける試みだ。実際のエピソードをもとに、Instagramを中心に活躍中の漫画家・西山ともこ氏が作画。

ベビーカーを押して乗車する際、電車とホームの段差やすき間に不安を感じていたところ、子育て経験のある乗降客のサポートにより安心して利用できた体験や、電車内で大泣きするわが子に困っていたところ、近くにいたお兄さんが笑わせてくれたことなど、どんな人たちの日常にもある親しみのあるシーンが紹介されている。
小田急車両に掲出するポスターの一部
小田急車両に掲出するポスターの一部
同社では次回作に向けて、子育て世代や多世代の人々の子育てに関するさまざまなエピソードを「小田急の子育て応援ナビ~FunFanおだきゅう~」のURLより随時募集する。小田急線沿線が子育てしやすい環境となるような取り組みを目指しての企画となっている。

ポスターは4月6日から順次掲出を開始。3つのエピソードを半年間、その後も定期的に新たなエピソードを紹介する予定だ。掲出場所は同社が保有する通勤車の全車両の荷棚の上にある広告掲出スペースとなる。