ジェイアール東日本企画(以下jeki)は、車内サイネージにおけるコンテンツ放映についての調査を実施した。調査対象となったのは、ニューズピックス(以下NewsPicks)と連携して企画・制作されたオリジナルコンテンツで、トレインチャンネル(ドア上サイネージ)にて3カ月間の試験放映を行った。

【調査サマリー】

 
●コンテンツの興味関心は8割超え 通常の広告よりも高い結果に
●ビジネスパーソンに届くのは「つい見てしまう」コンテンツ
●イベント事や旬な話題に親和性あり
 

【放映コンテンツ】

■FACTGRAPH
絵で見る経済ニュース。知られざる事実をひと目でわかるよう、グラフィカルに表現している。
■仕事の豆教養
パワポ芸人の豊間根青地さんがPowerPoint作成のコツを45秒で解説する。

【調査結果】

■コンテンツの興味関心は8割超え 通常の広告よりも高い結果に
コンテンツの興味関心は8割を超え、通常の広告(交通広告共通指標策定調査における興味関心度)と比較し25ポイント程度上回る結果となった。「ひと駅、ひと学び」のコンセプトのもと、トレインチャンネルで完結するコンテンツが、認知者の興味関心を獲得できた要因であると考えられる。
■ビジネスパーソンに届くのは「つい見てしまう」コンテンツ
コンテンツに対する感想では、いずれのコンテンツもビジネスパーソンのスコアは「つい見てしまう」が最も高い結果となった。移動中の「スキマ時間」というモーメントにおいて、受け入れられるコンテンツとなったと考えられる。
■イベント事や旬な話題に親和性あり
クリエイティブ認知は、バレンタイン時期に放映した「チョコレート消費量」のテーマが5割程度と最も高く、「睡眠時間ランキング」、「サッカーW杯カタールの開催費」が3割程度でそれに続いた。イベント事との親和性の高さや、旬なトピックスに関するテーマの認知が高い傾向があった。
<調査概要>
調査会社:株式会社ビデオリサーチ
調査手法/エリア:Web調査 / 関東(一都三県)
調査対象者:上記エリアに居住する男女15~59歳。掲出期間中(2022年12月~) かつ、調査提示素材掲出期間(2023年2月)にトレインチャンネル搭載路線(JR東日本10路線、ゆりかもめ)に乗車した方
調査実施期間:2023年2月
割付:回収サンプル1000s(男性:572s/女性:428s)
※SOTO/ex2022のトレインチャンネル掲出路線利用者構成比に合わせて割付