掲載情報|Vol.65-2 組織は自分を必要としているか、自分もその組織を求めているか キャリアアップナビ
自動車用点火プラグなどを製造する日本特殊陶業の深尾奈美(ふかおなみ)さんは、同社で採用責任者を務めていた2021年、突然異動の打診を受けました。新たなポジションは「コーポレートコミュニケーション室長」。長年、人事のプロとしてキャリアを積んできた深尾さんにとっては寝耳に水の出来事だったそう。これまでと異なる業務に悩みつつも、受け入れることを決断。そこにはどんな思いがあったのか、マスメディアンのキャリアコンサルタント・荒川がインタビューしました。(記事の内容は2024年6月取材時点の情報です)
マスメディアン荒川が取材をした「キャリアアップナビ」記事が、宣伝会議「AdverTimes.」に掲載されました。
いわゆる従来型のオペレーション的な「人事部」ではなく、戦略的な人事を目指す「戦略人事部」を目指していたからです。私は前職で働いていた時にMBAを取り、経営戦略を人事戦略にアラインする重要性を学びました。でも、それを実際にやろうとしている企業は少なく、経営戦略と人事戦略は別々に存在することが多い。そんな中、日本特殊陶業は「戦略人事」をまさに部署名として入れていました。そこに会社の強い意思を感じたというか。私が理想とする人事像とオーバーラップしたんです。
──そんな深尾さんが、なぜ広報に携わることになったのでしょうか。
入社当初は、採用マネージャーとして学生向けの採用広報も強化していました。当社は愛知県に本社を置く会社なので、地元で会社説明会を開くとたくさんの学生が集まってきてくださいます。でも、関東や関西にいくと知名度さっぱりで人もなかなか集まらない。「東海圏以外ではこんなに知名度が低いのか」とがく然としました。
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──現職への入社前に転職活動をしている時、人事のプロフェッショナルとしていくつか選択肢があったと思います。日本特殊陶業への入社を決めたのはなぜですか?いわゆる従来型のオペレーション的な「人事部」ではなく、戦略的な人事を目指す「戦略人事部」を目指していたからです。私は前職で働いていた時にMBAを取り、経営戦略を人事戦略にアラインする重要性を学びました。でも、それを実際にやろうとしている企業は少なく、経営戦略と人事戦略は別々に存在することが多い。そんな中、日本特殊陶業は「戦略人事」をまさに部署名として入れていました。そこに会社の強い意思を感じたというか。私が理想とする人事像とオーバーラップしたんです。
──そんな深尾さんが、なぜ広報に携わることになったのでしょうか。
入社当初は、採用マネージャーとして学生向けの採用広報も強化していました。当社は愛知県に本社を置く会社なので、地元で会社説明会を開くとたくさんの学生が集まってきてくださいます。でも、関東や関西にいくと知名度さっぱりで人もなかなか集まらない。「東海圏以外ではこんなに知名度が低いのか」とがく然としました。
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