掲載情報|Vol.68-2 顧客を主役にしたストーリーで心をつかむ「モノガタリマーケティング」 キャリアアップナビ
ドミノ・ピザ ジャパンのCMOを務める坂下真実(さかしたまさみ)さん。新卒でユニ・チャームに入社し、3年目からマーケターとしてのキャリアをスタートさせた後、日本コカ・コーラ、日本マクドナルド、資生堂など名だたる大手企業を経験し、2024年9月に現職に就任しました。マーケティング一筋のキャリアを経て、今、次世代のマーケターにはどのようなスキルが求められると考えているのでしょうか。マスメディアンのキャリアコンサルタント・荒川直哉が伺いました。
マスメディアン荒川が取材をした「キャリアアップナビ」記事が、宣伝会議「AdverTimes.」に掲載されました。
マーケターとは、ビジネスとブランドの継続的な成長を実現するプロフェッショナルのこと。
私の職業は、プロのマーケターです。そのため、1つの会社にしがみつくことはしません。自分を雇ってくれた会社へのリターンの最大化を、常に考えているんです。だから何より大切なのは、たとえ自分がいなくなった後でも、ビジネスやブランドが成長し続けるために持続可能な「仕組み」をつくること。これが、私のプロフェッショナルとしてのこだわりです。
──坂下さんが提唱する「モノガタリマーケティング」もその仕組みのひとつですか?
そうです。マーケターは、単に「モノ」を“提供”するのではなく、「モノガタリ」をお客さまに“提案”しなければならないというのが私の持論です。モノガタリに共感したお客さまは、自分から「モノ」に価値を見出してくれる。それでこそ、商品はブランドになっていくわけです。
──例えば、日本マクドナルド時代に企画開発された「サムライマック」では、どんな「モノガタリ」を提案されたのでしょう?
日本マクドナルドでは2010年頃からクォーターパウンダーやグランシリーズなど、プレミアムバーガーをさまざま試してきました。ただ、なかなか定番メニューになるようなヒット商品は生まれず苦戦していたなか……
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──坂下さんにとって、マーケターはどういう職種だと思いますか。マーケターとは、ビジネスとブランドの継続的な成長を実現するプロフェッショナルのこと。
私の職業は、プロのマーケターです。そのため、1つの会社にしがみつくことはしません。自分を雇ってくれた会社へのリターンの最大化を、常に考えているんです。だから何より大切なのは、たとえ自分がいなくなった後でも、ビジネスやブランドが成長し続けるために持続可能な「仕組み」をつくること。これが、私のプロフェッショナルとしてのこだわりです。
──坂下さんが提唱する「モノガタリマーケティング」もその仕組みのひとつですか?
そうです。マーケターは、単に「モノ」を“提供”するのではなく、「モノガタリ」をお客さまに“提案”しなければならないというのが私の持論です。モノガタリに共感したお客さまは、自分から「モノ」に価値を見出してくれる。それでこそ、商品はブランドになっていくわけです。
──例えば、日本マクドナルド時代に企画開発された「サムライマック」では、どんな「モノガタリ」を提案されたのでしょう?
日本マクドナルドでは2010年頃からクォーターパウンダーやグランシリーズなど、プレミアムバーガーをさまざま試してきました。ただ、なかなか定番メニューになるようなヒット商品は生まれず苦戦していたなか……
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